ネズミ捕りからのアイデア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/11 19:22 UTC 版)
「ごきぶりホイホイ」の記事における「ネズミ捕りからのアイデア」の解説
1971年9月、西村は、アメリカの家庭用品雑誌の『ワンダーラットボード』という粘着式のネズミ捕りの広告を見つけ、粘着剤で捕獲することで、「ゴキブリを見ないで捨てる」ことが可能になると思いつく。1972年3月、西村をチームリーダーにした社内プロジェクトが本格的に動き出す。プロジェクトメンバーには開発部長でアース製薬創業者の孫でもある木村碩志(のちに常務)もいた。当時のアース製薬は粘着剤の技術が低かったため、粘着シートではなくチューブ入りの粘着剤を採用する。ゴキブリの習性を研究し、壁に密着させるために断面を五角形にしたり、入り口を登り坂にすることでゴキブリの触角が粘着剤を感知するのを防ぎながら後ずさり出来なくするなどの工夫を施した。1972年5月、試作品が完成し、社内公募によって製品名も「ゴキブラー」に決まった。
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