ネスチンの発見とは? わかりやすく解説

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ネスチンの発見

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/03/20 14:31 UTC 版)

ネスチン」の記事における「ネスチンの発見」の解説

胎生期中神経の発達過程研究するため、コールドスプリングハーバー研究所のR.D. McKay らは 胎生15日ラットから脊髄組織摘出し4%パラフォホルムアルデヒド固定した組織抗原としてモノクローナル抗体作製した当初Rat -401モノクローナル抗体胎生期の神経管周囲放射状グリア細胞群に一過性発現すると解釈したため、神経細胞グリア細胞分化移動誘導する未分化細胞指標として報告された。その後マサチューセッツ工科大学移ったR.D. McKayはこのRat -401抗体ニューロンへの分化前段階のほとんどすべての細胞陽性であること、自己増殖能を有すること、陽性細胞分布神経系分化過程減少すること、未分化グリア細胞での発現はごく少数であることなどを根拠神経外胚葉幹細胞認識する抗体位置づけた。Neuroepithelial stem cellにちなんでNestinと命名したのはLendhal & McKay1990)である。

※この「ネスチンの発見」の解説は、「ネスチン」の解説の一部です。
「ネスチンの発見」を含む「ネスチン」の記事については、「ネスチン」の概要を参照ください。

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