ネガワット【negawatt】
ネガワット
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/04 14:14 UTC 版)
ネガワット(英: negawatt power)とは負の消費電力を意味する造語で[1]、需要家の節約により余剰となった電力を、発電したことと同等にみなす考え方[2]。節電所とも呼ばれる[3]。アメリカのロッキー・マウンテン研究所所長のエイモリー・ロビンスが1990年の論文で提唱した[4]。節電の目的を「善意」から「ビジネス」に置き換えることと捉えることができ[5]、電力事業者にとっては、ピーク時にあわせて用意した発電設備が、需要が少ない時期に遊休となるリスクを回避できる利点がある[6]。
- ^ “ネガワットとは”. 日経Tech-On!電力用語辞典 (2013年3月15日). 2013年4月28日閲覧。
- ^ “ネガワットとは”. 日本経済新聞 (2013年1月17日). 2013年4月28日閲覧。
- ^ “ネガワットって何? 省エネによって生まれる新たな発電所”. エコロジーオンライン (2011年6月1日). 2013年4月28日閲覧。
- ^ “人間を節電する気にさせる「ネガワット」”. ITmediaスマートジャパン (2012年12月14日). 2013年4月28日閲覧。
- ^ a b “節電ビジネス、関西で根付く スマートグリッドやプチソーラー”. 日本経済新聞. (2012年7月25日) 2013年4月29日閲覧。
- ^ a b 村上憲郎 (2011年7月11日). “スマートグリッド導入で電力不足は解決できる--前グーグル日本法人名誉会長 村上憲郎”. 週刊東洋経済. 2013年4月29日閲覧。
- ^ “デマンドレスポンスとは”. 日経Tech-On!電力用語辞典 (2012年11月5日). 2013年4月28日閲覧。
- ^ “アグリゲーターとは”. 日経Tech-On!電力用語辞典 (2012年11月27日). 2013年4月28日閲覧。
- ^ 『ネガワット 発想の転換から生まれる次世代エネルギー』p224-232
- ^ 『関西電力管外の大口のお客さまを対象としたネガワット取引について』(プレスリリース)関西電力、2012年6月21日 。
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