ニエンナ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/02 04:09 UTC 版)
嘆きのニエンナ(Nienna)。彼女の涙はメルコールにより傷つけられたアルダの全ての傷に注がれる。しかし彼女は自分のために泣くことはないという。一方で他のヴァラールにメルコールの恩赦を懇願している。彼女の嘆きを聞くものは憐憫と忍耐を学び、マンドスの館に憩う霊魂たちは力と叡智を得るという。オローリンもまた、彼女の下で憐憫と忍耐とを学んだ1人であった。 ニエンナは独り身で、ナーモとイルモの妹にあたる。彼女の館はアマンの西の外れにあり、窓からは世界の果てが見える。ニエンナはヴァリノールの都に出向くよりも、近くのマンドスの館を訪れることが多い。 二つの木は、ヤヴァンナが歌い、ニエンナが涙を注ぐことで誕生した。しかし彼女の涙でも枯死した木を癒すことはできなかった。
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