ナフィオン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/03/05 10:05 UTC 版)
ナフィオンはスルホ化されたテトラフルオロエチレンを基にしたフッ素樹脂の共重合体で、1960年代にデュポン社のWalther Grotによって発見された。最初のイオン伝導性を持つポリマーである。ナフィオンの類稀なイオン伝導性はスルホ基で修飾されたテトラフルオロエチレン(テフロン)にペルフルオロビニルを組み込むによるものである。ナフィオンは優れた熱、機械的安定性により固体高分子形燃料電池のプロトン伝導体としてかなり注目されている。ナフィオンの優れた導電特性の化学的特長に研究の焦点があてられた。SO3H(スルホ酸)グループ上のプロトンは持ち上げられる。陰イオンや電子は膜内を移動せず陽イオンだけ移動する。
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