ドングリ運び
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/09 07:31 UTC 版)
人里へのツキノワグマの大量出没が社会問題となった2004年・2006年・2010年に、会員や一般に募集して集めた都市の公園樹(カシ類・ナラ類・シイなど)のドングリやクリ、カキを山に運びこむ大規模な活動を行った。協会はこの活動を「どんぐり運び」「ドングリ運び」と呼び、一部の支部は「ドンプレ」(ドングリ・プレゼントの略)と呼ぶ。 協会によると、ブナ・ミズナラの凶作により食べもののないクマなどの動物を救い、飢えた動物が人里へ出没して駆除されることを防ぐことが目的だという。ドングリ運びが全国民の運動となれば効果が明確になり、クマの保全と住民の安全につながり、授業・学校行事等の一環としてドングリ集めをすることで教育的な効果も期待できるとしている。協会によると、奥山近くの集落の住民は、凶作年には、集落の周りに植えたカキやクリの果実をクマに自由に食べさせており、ドングリ運びは「祖先伝来の分かち合いの精神」だという。
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