ドレーニャ・デル・コッリオ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/29 03:32 UTC 版)
ドレーニャ・デル・コッリオ Dolegna del Collio |
|
---|---|
![]() |
|
行政 | |
国 | ![]() |
州 | ![]() |
県/大都市 | ![]() |
CAP(郵便番号) | 34070 |
市外局番 | 0481 |
ISTATコード | 031004 |
識別コード | D321 |
分離集落 | Lonzano, Mernico, Restoccina, Ruttars, Scriò, Trussio, Vencò [1] |
隣接コムーネ | #隣接コムーネ参照 |
地震分類 | zona 2 (sismicità media) |
気候分類 | zona E, 2282 GG |
公式サイト | リンク |
人口 | |
人口 | 336 [2] 人 (2019-01-01) |
人口密度 | 26.9 人/km2 |
文化 | |
住民の呼称 | dolegnesi |
守護聖人 | 聖ジュゼッペ (San Giuseppe) |
祝祭日 | 3月19日 |
地理 | |
座標 | 北緯46度02分 東経13度29分 / 北緯46.033度 東経13.483度座標: 北緯46度02分 東経13度29分 / 北緯46.033度 東経13.483度 |
標高 | 90 (65 - 328) [3] m |
面積 | 12.49 [4] km2 |
![]()
ゴリツィア県におけるコムーネの領域
|
|
![]() |
ドレーニャ・デル・コッリオ(イタリア語: Dolegna del Collio)は、イタリア共和国フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州ゴリツィア県にある、人口約300人の基礎自治体(コムーネ)。
名称
標準イタリア語以外の言語では以下の名を持つ。
イタリア語での地名に含まれる「コッリオ」は、国境線を跨いで隣接するスロベニアの自治体(オプチナ)・ブルダ市のイタリア語名称であり、またそれを中心とする地方名 (it:Collio (territorio)) でもある。この一帯はヴェネツィア・ジュリアの一部であり、第二次世界大戦後にスロベニア(ユーゴスラビア)領とイタリア領に分割された。同様に「コッリオ」を含むコムーネとしては、ブルダ市を挟んで東南にサン・フロリアーノ・デル・コッリオがある。
地理
位置・広がり
ゴリツィア県の最北部に位置するコムーネである。ドレーニャ・デル・コッリオの集落は、ドブロヴォ(スロベニア領ブルダ市)の北西約5km、コルモンスの北約8km、県都ゴリツィアの北西約15km、ウーディネの東約20kmの位置にある。
コムーネの領域はゴリツィア県が北へ突出した形になっており、東は国境を隔ててスロベニア、西はルドリオ川(Torrente Ludrio)を境界としてウーディネ県である。
隣接コムーネ
隣接コムーネ、およびそれに相当する行政区画は以下の通り。括弧内のSLOはスロベニア領、UDはウーディネ県を示す。
- ブルダ (Collio) (SLO) - 東
- コルモンス - 南
- コルノ・ディ・ロザッツォ (UD) - 南西
- プレポット (UD) - 北西
歴史
この地域は、第一次世界大戦後の1920年にイタリア王国に編入された。1923年にドレーニャ・デル・コッリオという名称になり、1928年にはコスバーナ・デル・コッリオ(現在のスロベニア領ブルダ市の集落、コズバナ Kožbana)のコムーネを編入した。
第二次世界大戦後の1947年、パリ条約によってこの地域のユーゴスラビアとイタリアの国境が決定された。その結果、旧コスバーナ・デル・コッリオのほぼ全域(Mernico と Scriò を除く)と、もともとのドレーニャ・デル・コッリオの一部(Cursò と Nebola)がユーゴスラビア領となった。なお、この時ユーゴスラビアに割譲された地域はその後スロベニアの領土となり、現在はブルダ市に含まれている。
行政
山岳部共同体
広域行政組織である山岳部共同体「トッレ・ナティゾーネ・コッリオ山岳部共同体」 (it:Comunità montana del Torre, Natisone e Collio) (事務所所在地: サン・ピエトロ・アル・ナティゾーネ)を構成するコムーネの一つである。
社会
人口
人口推移
人口推移 | ||
---|---|---|
年 | 人口 | ±% |
1921 | 1,510 | — |
1931 | 1,371 | −9.2% |
1936 | 1,364 | −0.5% |
1951 | 1,178 | −13.6% |
1961 | 961 | −18.4% |
1971 | 701 | −27.1% |
1981 | 597 | −14.8% |
1991 | 520 | −12.9% |
2001 | 435 | −16.3% |
2011 | 390 | −10.3% |

居住地区別人口
国立統計研究所(ISTAT)は居住地区(Località abitata)別の人口として以下を掲げている[3]。統計は2001年時点。
地区名 | 標高 | 人口 | 備考 |
---|---|---|---|
DOLEGNA DEL COLLIO | 65/328 | 435 | |
DOLEGNA DEL COLLIO * | 90 | 50 | |
MERNICO | 100 | 59 | |
Restocina | 212 | 18 | |
Ruttars Cavezzo | 174 | 23 | |
Scriò | 219 | 15 | |
Vencò | 81 | 15 | |
Case Sparse | - | 255 |
- ISTATは人口統計上、家屋密度の高い centro abitato (居住の中心地区)、密度の低い nucleo abitato (居住の核となる地区)、まとまった居住地区を形成していない case sparse (散在家屋)の区分を用いている。上の表で地名がすべて大文字で示されているものが centro abitato である。「*」印が付されているのは、コムーネの役場・役所 la casa comunale の置かれている地区である。
脚注
- ^ Provincia di Gorizia. “Dolegna del Collio” (イタリア語). 2011年7月31日閲覧。
- ^ 国立統計研究所(ISTAT). “Total Resident Population on 1st January 2019 by sex and marital status” (英語). 2019年11月17日閲覧。
- ^ a b 国立統計研究所(ISTAT). “Tavola: Popolazione residente - Gorizia (dettaglio loc. abitate) - Censimento 2001.” (イタリア語). 2013年3月3日閲覧。
- ^ 国立統計研究所(ISTAT). “Tavola: Superficie territoriale (Kmq) - Gorizia (dettaglio comunale) - Censimento 2001.” (イタリア語). 2013年3月3日閲覧。
- ^ a b “Toponomastica: denominazioni ufficiali in lingua friulana (PDF)”. ARLeF - Agenzia regionale per la lingua friulana. p. 5. 2013年3月3日閲覧。
外部リンク
- コムーネ公式サイト (イタリア語)
- 県サイトによるコムーネの紹介 (イタリア語)
- 州観光局サイトによるコムーネの紹介 (イタリア語)
- 州観光局サイトによるコムーネの紹介 (英語)
![]() |
プレポット (UD) | ![]() |
||
![]() |
![]() |
|||
![]() ![]() |
||||
![]() |
||||
コルノ・ディ・ロザッツォ (UD) | コルモンス |
固有名詞の分類
イタリアのコムーネ |
マルシャーノ マッツァッローネ ドレーニャ・デル・コッリオ トッシーチャ ムッソレンテ |
ゴリツィア県のコムーネ |
サヴォーニャ・ディゾンツォ ドレーニャ・デル・コッリオ グラディスカ・ディゾンツォ モッサ トゥッリアーコ |
- ドレーニャ・デル・コッリオのページへのリンク