ドイツの地域論
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/25 17:05 UTC 版)
ドイツでは、地理学者のカロル(H. Carol)の地域(Landschaft)論が知られている。カロルによると地域とは「さまざまな要素からなる複合体」であるという。この「要素」とは地表圏(Geosphäre)を構成する気圏・生物圏・人類圏・水圏・岩圏を指し、「地域」は地表圏の一部分である。 言い換えるならば、「具体的な、現実の、事物によって満たされた地表の一部分」が地域である。これには自然現象・人文現象共に含まれる。当時のドイツでは、ヴァルター・クリスタラーの中心地理論の理解が進み、人間や社会と空間との関係を機能を通して研究しようとする動きが盛んであり、これがLandschaft論に取り入れられたと指摘されている。
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