トミヨ属淡水型
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/05 04:17 UTC 版)
分布域は、日本、ロシアの極東域沿岸、韓国、中国。日本産トミヨ属魚類の中では最も広い分布域を持ち、福井県以北の日本海側と岩手県以北の本州と北海道。体側の鱗板が連続する個体と不連続な個体が存在し、かつてトミヨやイバラトミヨと分類されていたものの多くがトミヨ属淡水型である。本州の主な生息地は、湧水を源に持つ水の澄んだ細流である。2020年の環境省レッドリストでは、本州のトミヨ属淡水型は「絶滅の恐れのある地域個体群(LP)」に指定され、福井県、石川県、新潟県では絶滅危惧I類に指定されている。トミヨ属淡水型は、遺伝学的な系統解析によりPungitius sinensisの系統であると推測されている。
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