トゥーファン_(ミサイル)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > トゥーファン_(ミサイル)の意味・解説 

トゥーファン (ミサイル)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/04 15:27 UTC 版)

トゥーファン/طوفان
種類 対戦車ミサイル
製造国 イラン
設計 イラン航空産業機構(BGM-71 TOWの複製)
製造 ヤ・マハディ・インダストリー
性能諸元
ミサイル直径 150mm
ミサイル全長 1,660mm
ミサイル重量 18.5kg
射程 3,850m
誘導方式 半自動指令照準線一致誘導方式
飛翔速度 最高310m/秒
テンプレートを表示

トゥーファンペルシャ語طوفان[tūfan];ラテン文字転写:Toophan)は、イラン製の対戦車ミサイルである。トゥーファンとは、ペルシア語で「暴風」などを意味する。

開発

1970年代アメリカ合衆国から導入されたBGM-71 TOWを、イラン・イスラム革命後にコピーした対戦車ミサイルである。

構造

基本的な構造や操作は、原型となったBGM-71 TOWと全く変わらない。

弾頭には炸薬量3.6kgの成形炸薬弾頭を搭載し、最大550mmの鉄板を貫通できる。誘導方式も、TOWと同じ半自動指令照準線一致誘導方式で、照準器の位置情報をワイヤーミサイルに伝える。

運用

主にイラン陸軍に配備されているが、具体的な配備数は不明。輸出も提案されている。改良型のトゥーファン2もあり、これは、BGM-71 TOW徹甲弾化したTOW 2のコピーである。

2006年イスラエル・レバノン紛争で、ヒズボライスラエル軍メルカバ戦車に対して射撃を行ったとされる[1]

派生型

トウーファン1
トウーファン2
トウーファン2B
トウーファン5
Qa'em - ヘリコプターUAV向け小型地対空ミサイル

運用国

脚注

  1. ^ Kommersant. 2007年12月10日閲覧

参考文献

関連項目

コピー元。
TOWと同時期にイラン陸軍に導入された対戦車ミサイル。こちらも、「サーエゲ」というコピーが存在する。
イスラム革命後に導入された対戦車ミサイル。イランでは「ラアド」の名で生産されている。

「トゥーファン (ミサイル)」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「トゥーファン_(ミサイル)」の関連用語

トゥーファン_(ミサイル)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



トゥーファン_(ミサイル)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのトゥーファン (ミサイル) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS