デブリーフィング
デフュージングよりさらに本格的な心のケアの手法がデブリーフィング(debriefing)であり、ピア・サポート要員を中心として、心理・精神保健の専門家を交えて行う。デブリーフィングは、大きな心的衝撃を受けるような現場に出動した場合には有効であるが、小さな心的衝撃の緩和には適さないと考えられている。参加メンバーは、同じ災害現場に派遣され、同程度の心的衝撃を受けた人になり、デブリーフィングの場では、時間をかけてお互いの感情を吐露することで、「あの時、こう感じたのは自分だけではなかった」と感情を共有し、ストレスの発散、孤独感の軽減、グループの絆を深めることが重要である。 実施時期は、災害から1日ないし3日以内が最適といわれているが、この時間にとらわれる必要はなく、事態が終息した後、自分自身の考えを少し整理できた頃が最適と考えられている。
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