デビュー、再デビュー(名義変更)の経緯
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/24 06:25 UTC 版)
「津原泰水」の記事における「デビュー、再デビュー(名義変更)の経緯」の解説
大学在学中から、ライターとして編集プロダクションでアルバイトをしていた。卒業後は印刷会社に就職したものの短期間で退職し、かつてのアルバイト先に舞い戻る。この事務所への依頼に応じて書き上げたのが『星からきたボーイフレンド』であり、これが「津原やすみ」としてのデビューとなった。平仮名を交えたこの名義は、編集部からの「女性だと誤解される余地を残してくれ」という要請に応じたもの。性別を明らかにしないまま少女小説の執筆を続けたが、やがて引退を考えるようになる。 その頃、新しく立ち上がった叢書の依頼に応じて着手されたのが、「津原泰水」としての再デビュー作となる『妖都』である。しかし内容の過激さから、予定していた部署からの出版を拒否される。発表の目処のつかないまま完成した本作は、交友のあった綾辻行人より講談社の宇山日出臣へ推薦され、別部署からの出版が決定した。 「妖都#刊行の経緯」を参照 2021年、少女小説合同誌『少女文学』への寄稿に於いて、25年ぶりに「津原やすみ」名義を用いている。
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