デストラクターシリーズ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/01 08:48 UTC 版)
「デストラクター機雷」の記事における「デストラクターシリーズ」の解説
通常の航空爆弾にMk75デストラクター改造キットを装着することで地雷もしくは沈底機雷になる。このキットは爆弾頭部の空間には信管と導爆薬を、底部減速装置の空間に感応装置を装着する。使用される爆弾はMk80シリーズで、それぞれMk82(500ポンド)はMk36DST(Mk36機雷は別に存在する)、Mk83(1,000ポンド)はMk40DST、Mk84(2,000ポンド)はMk41DSTとなる。爆弾のサイズに関わらず使用される改造キットは基本的に同一であるが、投下後の減速装置はそれぞれの爆弾サイズに応じたものを必要とする。 これらは航空機により敷設されるが、地雷としては投下されたものは衝撃で地中深くに埋設され、機雷としては河川の河口や沿岸域といった浅深度に投下され磁気感応により起爆する。またDST115Aという種類もあり、これは機雷としてのみ使用され航空機と水上艦により敷設される。 このデストラクター機雷は第三次中東戦争でイスラエルが、ベトナム戦争ではアメリカがハイフォン湾に敷設している。
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