デジタル生物の能力
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/04/13 03:19 UTC 版)
「Darwinbots」の記事における「デジタル生物の能力」の解説
他のシミュレータ(特にAvidaとTierra)では、デジタル生物に対してごく基本的な命令と能力のみが与えられ、デジタル生物の習性はそれらの能力を積み上げた結果として表現される。より複雑な習性もこれらの積み上げにより形成される。Darwinbotsでは比較的高度な能力がデジタル生物に与えられている為、より複雑な習性が形成されうる。 例えばAvidaでは自己複製は多くの命令(最低でも17命令)を組み合わせる必要のある複雑なプロセスであって、個々のプロセスは個体ごとに異なる場合もある。一方Darwinbotsでは「完璧な」自己複製がわずか2命令で実現される。 したがって、Darwinbotsは能力の最適化(つまり最適な命令群を得るような進化)ではなく、行動の進化をシミュレートするものだといえる。
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