ディモルファ類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/09 13:43 UTC 版)
ディモルファ類(Dimorphidaまたはheliomonads)は、淡水産で太陽虫形の原生生物の小さな一群であり、生活環を通じて鞭毛を持つ太陽鞭毛虫である。2本の鞭毛を持つDimorphaと、より大きく4本の鞭毛を持つTetradimorphaの2属5種が知られている。軸足を通る微小管は細胞中央の核から出ており、Dimorphaでは正方格子状に、Tetradimorphaでは不規則な配列に並んでいる。核は1つで、ミトコンドリアは管状クリステを持っている。古くはCiliophrysとともにキリオフリス目にまとめられていたが、Ciliophrysにあるマスチゴネマがないことと、Ciliophrysにはない有中心粒類とのキネトシストの構造的類似性が指摘されて分けられた。ケルコゾア門に属することが示唆されているが、その中での詳しい位置は分子系統解析によっても不明である。 Brugerolle, G. and Mignot, J.-P. (1984). “The cell characters of two helioflagellates related to the centrohelidian lineage: Dimorpha and Tetradimorpha”. Origins of Life 13: 305-314. Mikrjukov, K. A. (2000). “Taxonomy and phylogeny of heliozoa. II. The order Dimorphida Siemensma, 1991 (Cercomonadea classis n.): Diversity and relatedness with cercomonads”. Acta Protozoologica 39: 99-115. (この節 from en:Dimorphid (20:32, 7 July 2006 UTC) by Josh Grosse)
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