ディノ・チアーニ
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ディノ・チアーニまたはディーノ・チアーニ(Dino Ciani, 1941年6月16日 - 1974年3月28日)はイタリアのピアニスト。
フィウメ(現・クロアチア領リエカ)出身。ジェノヴァでマルタ・デル・ヴェッキオにピアノを師事。その後ローマの音楽学校に学んでアルフレッド・コルトーの上級クラスに進み、コルトーから不世出の奇才と認められた。1961年にブダペストのリスト=バルトーク・コンクールで準優勝に輝く。
レパートリーは、ベートーヴェンとウェーバーのピアノ・ソナタ全曲とブラームスの協奏曲、シューベルト、シューマン、ショパン、ドビュッシー、バルトークの作品である。わけても、ドイツ・グラモフォンに残したドビュッシーの前奏曲集は賞讃された。32歳で交通事故によって死去[1]。
情熱的な表現と光り輝く美音、ニュアンスと情感に富んだ歌によって名高い。熱心なファンによる、「チアーニが健在であったならマウリツィオ・ポリーニの現在の地位は危うかったであろう」との声もある。
出典
- ^ 88 notes pour ピアノ solo, ジャン=ピエール・ティオレ, Neva Ed., 2015年. ISBN 978 2 3505 5192 0
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