ディス・エンディング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/27 14:36 UTC 版)
| ディス・エンディング This Ending  | 
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| 別名 |  ア・キャノラス・カルテット (A Canorous Quartet) (1991-1993) ア・キャノラス・クインテット (A Canorous Quintet) (1993-1998) ザ・プレイグ (The Plague) (2005-2006)  | 
    
| 出身地 |   ストックホルム県 ストックホルム  | 
    
| ジャンル | メロディックデスメタル | 
| 活動期間 |  1991年 - 1998年 2005年 -  | 
    
| レーベル |  カオス・レコード ノー・ファッション・レコード メタル・ブレイド・レコーズ アポスタシー・レコード  | 
    
| 公式サイト | Official Facebook | 
| メンバー | |
| 旧メンバー |  
      
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ディス・エンディング (This Ending)は、スウェーデン・ストックホルムのメロディックデスメタルバンド。過去には、ア・キャノラス・カルテット (A Canorous Quartet、1991-1993)、ア・キャノラス・クインテット (A Canorous Quintet、1993-1998)、ザ・プレイグ (The Plague、2005-2006)といったバンド名で活動していた。なお、2016年にア・キャノラス・クインテットがディス・エンディングとは別バンドとして再結成されている。
略歴
1991年に結成[1]。結成時に中心となったのは、フレドリック・アンデション (G)、モールテン・ハンセン (Vo)とリーヌス・ニールブラント (G)の3名[注釈 1][1]。当初は、四人組だったことからア・キャノラス・カルテット (A Canorous Quartet)というバンド名だった。1993年までにバンドメンバー変更が行われ、五人組となり、バンド名をア・キャノラス・クインテット (A Canorous Quintet)へと変更する。1993年に1stデモ『The Time of Autumn』をリリース。この時のメンバーは、フレドリック・アンデション (Ds)、モールテン・ハンセン (Vo)、リーヌス・ニールブラント (G)、リーヌス・ペッテション (B)、マティアス・エーリン (G)の5名[2]。その後、リーヌス・ペッテションが脱退しイェスパー・ロフグレン (B)が、マティアス・エーリンが脱退しレオ・ピグノン (G)が加入。このバンドメンバー変更でバンドメンバーが固定化される。1994年に1stEP『As Tears』をカオス・レコードからリリース。スウェーデンのノー・ファッション・レコードと契約し、1996年に1stアルバム『Silence of the World Beyond』、1998年に『The Only Pure Hate』をリリースした[1]。この活動の中で、アット・ザ・ゲイツ、ディセクション、ヒポクリシーやエッジ・オブ・サニティと同じステージに立ったこともあった[1]。同年に活動を休止する(事実上の解散)。メンバーはそれぞれ別のバンドで活動するようになる。特にリーヌス・ニールブラント、イェスパー・ロフグレン、フレドリック・アンデションの3名はガイダンス・オブ・シンというメロディックデスメタルバンドで活動を継続した[1]。また、フレドリックはアモン・アマースに加入し、活動を続けることとなった[1]。レオ・ピグノンはNiden div. 187というブラックメタルバンドで活動を続け、モールテン・ハンセンは、オクトーバー・タイドやシンズ・オブ・オミッションなどで活動した[1]。
2004年にフレドリック・アンデションが Curriculum Mortisという名前の下、5曲のデモを録音した[1]。2004年から2005年にかけての冬に、解散時のメンバー達で新しいアイデアをこれらに組み入れたりするようなり、2005年初めに再結成[1]。再結成後のバンド名は、ザ・プレイグ (The Plague)。春から夏にかけて13曲の楽曲が作成され、その中から3曲が選ばれてデモ『Let the World Burn』を作成した[1]。2006年にメタル・ブレイド・レコーズと契約[1]。バンド名を、ディス・エンディング (This Ending)に変更する[1]。同年、『Inside the Machine』をリリースし、ディス・エンディングの初音源がリリースされた。2009年には『Dead Harvest』をリリースした。2ndアルバムリリース後、メタル・ブレイド・レコーズを離脱している。また1994年からベーシストを務めていたイェスパー・ロフグレンが脱退。ベースをリーヌス・ニールブラントが担当するようになった。2012年にデジタルシングル『Systematic Worship』をリリースした。デジタルシングルリリース後、ギタリストの1人、レオ・ピグノンが脱退し、初期にベーシストとして参加していたリーヌス・ペッテション (B)が加入した。2016年にアポスタシー・レコードと契約[3]。2016年4月、3rdアルバム『Garden of Death』をリリース。5月はじめに、エターナル・オースなどで活動するペーテル・ナジ (G)が加入した[4]。
2020年8月に、長らくドラマーを務めたフレドリック・アンデション (Ds)が脱退[5]。後任は加入せず、ギタリストのペーテル・ナジがドラマーに転向し、4人組として活動を継続することが発表された[6]。なお、ペーテル・ナジはモルク・グリーニング等でドラマーとしての活動歴があった。その後、約2年半はシングルギター体制であったが、2023年2月にメンバーの友人でもあるアンドレアス・モレーン (G)が加入した[7]。
また、ア・キャノラス・クインテット名義で2012年にEP『Reflections of the Mirror』がテンプル・オブ・ダークネス・レコードからリリースされ、サイクロン・エンパイアからア・キャノラス・クインテット時代の音源のコンピレーションアルバム『The Quintessence』がリリースされている。さらに、2016年には、ア・キャノラス・クインテットがディス・エンディングとは別バンドとして再結成され、2017年3月中旬のライヴに参加することが発表された[8]。
再結成後のア・キャノラス・クインテットについては、#ア・キャノラス・クインテット (2016 - )を参照。
メンバー
現メンバー
- モールテン・ハンセン (Mårten Hansen) - ボーカル
 
- シンズ・オブ・オミッション、オクトーバー・タイドでも活動。
 
- リーヌス・ニールブラント (Linus Nirbrant) - ギター
 
- ガイダンス・オブ・シンでも活動。
 
- アンドレアス・モレーン (Andreas Morén) - ギター
 
- ブリーディング・ユートピアなどでも活動。
 
旧メンバー
- マティアス・エーリン (Matthias Ehlin) - ギター
 
- Siebenbürgenなどでも活動。
 
- レオ・ピグノン (Leo Pignon) - ギター
 
- Niden Div. 187、Curriculum Mortisでも活動。
 
- イェスパー・ロフグレン (Jesper Löfgren) - ベース
 
- ガイダンス・オブ・シンでも活動。
 
- マティアス・プットネン (Mattias Puttonen) - ドラムス
 - フレドリック・アンデション (Fredrik Andersson) - ドラムス
 
- ア・キャノラス・カルテット期のみギターを担当。ア・キャノラス・クインテットに改名する頃にドラムスに転向している。
 - アモン・アマース、ガイダンス・オブ・シン、Curriculum Mortisでも活動。
 - マーダックで活動していたドラマーや、ザ・ダスクフォール及びヘルトレインで活動するドラマーは其々同姓同名の別人。
 
ディスコグラフィー
- Inside the Machine (2006)
 - Dead Harvest (2009)
 - Systematic Worship (EP) (2012)
 - Garden of Death (2016)
 
- ザ・プレイグ名義
 
- Let the World Burn (Demo) (2006)
 
- ア・キャノラス・クインテット名義
 
- The Time of Autumn (Demo) (1993)
 - As Tears (EP) (1995)
 - Silence of the World Beyond (1996)
 - The Only Pure Hate (1998)
 - Reflections of the Mirror (EP) (2012)
 - The Quintessence (Compilation) (2013)
 
ア・キャノラス・クインテット (2016 - )
| ア・キャノラス・クインテット A Canorous Quintet  | 
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|---|---|
| 出身地 |   ストックホルム県 ストックホルム  | 
    
| ジャンル | メロディックデスメタル | 
| 活動期間 | 2016年 - | 
| レーベル | ブラック・ロッジ・レコード | 
| 公式サイト | Official Facebook | 
| メンバー | |
ア・キャノラス・クインテット (A Canorous Quintetg)は、スウェーデン・ストックホルムのメロディックデスメタルバンド。元々、ア・キャノラス・カルテット (A Canorous Quartet)として1991年に結成され、1993年にア・キャノラス・クインテットに改名し、1998年に活動休止(事実上の解散)した。その後、2005年にザ・プレイグ (The Plague)といったバンド名で再結成し、2006年にディス・エンディング (This Ending)に改名し活動を続けている。その中で、2016年にディス・エンディングとは別バンドとしてア・キャノラス・クインテットが再結成された。本項では2016年に再結成された後のア・キャノラス・クインテットについて記述する。
略歴
2016年には、ア・キャノラス・クインテットがディス・エンディングとは別バンドとして再結成され、2017年3月中旬のライヴに参加することが発表された[8]。ア・キャノラス・クインテットというバンドとしてステージに立つのは、18年ぶりのことであった[8]。なおバンドメンバーは、当時のディス・エンディングのメンバーと同じであり、ペーテル・ナジを除く4人がかつてア・キャノラス・クインテットに在籍経験があった。2018年にリレコーディング・アルバム『The Only Pure Hate MMXVIII』をリリースした。
メンバー
- モールテン・ハンセン (Mårten Hansen) - ボーカル
 - リーヌス・ニールブラント (Linus Nirbrant) - ギター
 - ペーテル・ナジ (Peter Nagy) - ギター
 - リーヌス・ペッテション (Linus Petterson) - ベース
 - フレドリック・アンデション (Fredrik Andersson) - ドラムス
 
ディスコグラフィ
- Alive from the World Beyond (Live) (2018)
 - The Only Pure Hate MMXVIII (2018)
 
注釈
- ^ ただし、リーヌスの加入は1993年であり、初期メンバーをモールテン・ハンセン (Vo)、フレドリック・アンデション (G)、リーヌス・ペッテション (B)、マティアス・プットネン (Ds)の4人とする場合もある。
 
脚注
- ^ a b c d e f g h i j k l https://www.facebook.com/ThisEnding/info 2014年8月4日閲覧。
 - ^ http://www.metal-archives.com/albums/A_Canorous_Quintet/The_Time_of_Autumn/74378 2014年8月4日閲覧。
 - ^ https://www.facebook.com/ThisEnding/posts/1078161948890141 2016年2月11日閲覧。
 - ^ Former AMON AMARTH Drummer's THIS ENDING Announces New Guitarist 2017年1月15日閲覧。
 - ^ “Fredrik Andersson leaves This Ending”. This Ending Official Facebook (2020年8月5日). 2020年10月17日閲覧。
 - ^ “Big News!”. This Ending Official Facebook (2020年8月5日). 2020年10月17日閲覧。
 - ^ “This Ending's line up is complete”. This Ending Official Facebook (2023年2月4日). 2023年8月27日閲覧。
 - ^ a b c 18 years have passed... A Canorous Quintet Official Facebook 2017年1月15日閲覧。
 
外部リンク
- ディスエンディングのページへのリンク