テレフタル酸ジメチルとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 自然 > 物質 > 化合物 > 芳香族化合物 > テレフタル酸ジメチルの意味・解説 

テレフタル酸ジメチル

分子式C10H10O4
その他の名称Terephthalic acid dimethyl、Methyl terephthalate、テレフタル酸メチルBenzene-1,4-dicarboxylic acid dimethyl ester、Terephthalic acid dimethyl ester、p-フタル酸ジメチル、Dimethyl terephthalate、1,4-Benzenedicarboxylic acid dimethyl、Dimethyl p-phthalate
体系名:1,4-ベンゼンジカルボン酸ジメチルベンゼン-1,4-ジカルボン酸ジメチル、テレフタル酸ジメチル


テレフタル酸ジメチル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/25 23:25 UTC 版)

テレフタル酸ジメチル
識別情報
略称 DMT
CAS登録番号 120-61-6 
PubChem 844112241382 (2H4)
ChemSpider 13863300 
UNII IKZ2470UNV 
EC番号 204-411-8
MeSH Dimethyl+4-phthalate
ChEBI
RTECS番号 WZ1225000
バイルシュタイン 1107185
特性
化学式 C10H10O4
モル質量 194.18 g mol−1
外観 白色の固体
密度 1.2 g/cm3, ?
融点

142℃

沸点

288℃

酸解離定数 pKa -7.21
塩基解離定数 pKb -6.60
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

テレフタル酸ジメチル(テレフタルさんジメチル、Dimethyl terephthalate, DMT)は、ポリエチレンテレフタラートポリトリメチレンテレフタラートといったポリエステルの合成に使われる、テレフタル酸メタノールとのエステルである。ベンゼンのパラ位(1,4位)にメチルエステル基が結合した構造をしている。

不揮発性のテレフタル酸と比べ、テレフタル酸ジメチルは蒸留によって高純度化しやすい利点がある。高純度テレフタル酸 (Purified Terephthalic Acid, PTA) を生産する際の中間体とされるほか、エチレングリコールエステル交換反応させることで直接ポリエチレンテレフタラートの生産にも使われる。これは可逆反応のため、重合度を高めたいときは副生するメタノールを除去すればよい。

出典

関連項目




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「テレフタル酸ジメチル」の関連用語

テレフタル酸ジメチルのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



テレフタル酸ジメチルのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
独立行政法人科学技術振興機構独立行政法人科学技術振興機構
All Rights Reserved, Copyright © Japan Science and Technology Agency
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのテレフタル酸ジメチル (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS