チャールダーシュ (モンティ)とは? わかりやすく解説

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チャールダーシュ (モンティ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/13 22:51 UTC 版)

音楽・音声外部リンク
全曲を試聴
Czardas for Violin and Piano - Aladar Mozi (vn)とDanica Moziova (pf)による演奏、The Orchard Enterprises提供のYouTubeアートトラック。

チャールダーシュ』(Csárdás またはCzardas)は、イタリア作曲家ヴィットーリオ・モンティが作曲した作品。

『Czardas per violino e pianoforte』(1904)の表紙

概要

元々マンドリンのために書かれた曲であるが[要出典]ヴァイオリンピアノ向けに編曲したものがよく知られており、モンティのこの作品がチャールダーシュの代表曲として日本では有名になっている。

非常に極端で華やかな曲想からスポーツ競技などで演出に用いられる。また、金管楽器では超絶技巧の曲と知られており、木管楽器においても難度の高い曲である。演奏形式としては前述したピアノ伴奏付きの独奏だけでなく、オーケストラ伴奏の協奏曲風なものや、クラリネット四重奏などのアンサンブルなど様々である。

構成

『チャールダーシュ』最初の13小節

以下はピアノ伴奏付きヴァイオリン版についての解説である。

Largo
ニ短調(D-Moll)。4分の2拍子。ピアノの簡単な序奏のあと、ヴァイオリンで拍節の変動が大きい旋律を奏でる。付点リズムが多く軽やか。後続のフリスカ(Friska)とよい対照を成すラッサン(Lassan)。
Allegro vivace
16分音符の続く急速な部分。ヴァイオリンのリスト・スピカートで簡単な音形を弾ききる。途中meno allegro(molto meno)の部分でニ長調(D-Dur)に転調し、ゆったりとした中で重音奏法とフラジオレットを披露する。
再び同主調のニ短調(D-Moll)に戻るが、最後はニ長調(D-Dur)で華やかに終わる。

軽快で簡潔な小品であることからアンコールピースとしても優れている。

モンティの「チャールダーシュ」が使用された作品など

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