チャールズ・ジョンソン (野球)とは？わかりやすく解説

チャールズ・ジョンソン
*Charles Johnson*
	2018年6月10日
基本情報
国籍	アメリカ合衆国
出身地	フロリダ州セントルーシー郡フォートピアース
生年月日	1971年7月20日（53歳）
身長; 体重	6' 2" ＝約188 cm; 215 lb ＝約97.5 kg
選手情報
投球・打席	右投右打
ポジション	捕手
プロ入り	1992年 MLBドラフト1巡目
初出場	1994年5月6日
最終出場	2005年6月11日
経歴（括弧内はプロチーム在籍年度）
	フォートピアース・ウェストウッド高等学校; マイアミ大学; フロリダ・マーリンズ (1994 - 1998); ロサンゼルス・ドジャース (1998); ボルチモア・オリオールズ (1999 - 2000); シカゴ・ホワイトソックス (2000); フロリダ・マーリンズ (2001 - 2002); コロラド・ロッキーズ (2003 - 2004); タンパベイ・デビルレイズ (2005);
国際大会
代表チーム	アメリカ合衆国
五輪	1992年
	この表について

チャールズ・エドワード・ジョンソン・ジュニア（Charles Edward Johnson, Jr., 1971年 7月20日 - ）は、アメリカ合衆国フロリダ州セントルーシー郡フォートピアース出身の元プロ野球選手（捕手）。右投右打。

MLBで12年間プレーし、ゴールドグラブ賞4度の実績がある。

通算493本塁打のフレッド・マグリフは従兄弟にあたる^[1]。

経歴

高校の野球コーチをしていた父に幼少期から英才教育を受けた。父の教え子で従兄弟のテリー・マグリフ（英語版）に影響を受け、捕手を志す^[1]。

1989年のドラフト1巡目（全体10位）でモントリオール・エクスポズから指名されるが、入団せずにマイアミ大学へ進学した。大学在学中の1991年から2年連続で日米大学野球選手権のアメリカ合衆国代表に選ばれている^[2]^[3]。

1992年にバルセロナオリンピックの野球アメリカ合衆国代表として出場した。この年6月のMLBドラフト1巡目（全体28位）で地元の新設球団フロリダ・マーリンズから指名され、プロ入り^[1]。

1994年 5月6日のフィラデルフィア・フィリーズ戦で「6番・捕手」として先発出場し、メジャーデビューを果たした。1995年から正捕手の座を掴み、1998年まで4年連続でナショナルリーグのゴールドグラブ賞を受賞した。1997年には123試合、1076.2回にマスクを被り、失策0であった^[1]。

1998年 5月15日にマイク・ピアッツァがマーリンズに移籍する2対4の大型トレードが成立し、ジョンソンはゲイリー・シェフィールドら3名と共にロサンゼルス・ドジャースへ移籍した。

1999年からはボルチモア・オリオールズに移籍。2000年はオリオールズとホワイトソックスで打率.304、31本塁打、94打点と自己最高の打撃成績を記録。その後、再びマーリンズ、コロラド・ロッキーズ、タンパベイ・デビルレイズと渡り歩き、2005年を最後に現役を引退した。12年間の通算盗塁阻止率は39.3％。

近年は非常に少なくなったアフリカ系アメリカ人の捕手であり、レニー・ウェブスター（英語版）が2000年に引退してからはジョンソンが唯一のアフリカ系アメリカ人捕手だった。ジョンソンの引退後、MLBにアフリカ系アメリカ人の捕手はなかなか登場せず^[4]、2016年にブルース・マックスウェル^{[注 1]}がメジャーデビューするまで10年間不在だった^[5]。

詳細情報

年度別打撃成績

年度	球団	試合	打席	打数	得点	安打	二塁打	三塁打	本塁打	塁打	打点	盗塁	盗塁死	犠打	犠飛	四球	敬遠	死球	三振	併殺打	打率	出塁率	長打率	O P S
1994	FLA	4	13	11	5	5	1	0	1	9	4	0	0	0	1	1	0	0	4	1	.455	.462	.818	1.280
1995		97	371	315	40	79	15	1	11	129	39	0	2	4	2	46	2	4	71	11	.251	.351	.410	.761
1996		120	435	386	34	84	13	1	13	138	37	1	0	2	4	40	6	2	91	20	.218	.292	.358	.649
1997		124	484	416	43	104	26	1	19	189	63	0	2	3	2	60	6	3	109	13	.250	.347	.454	.802
1998		31	130	113	13	25	5	0	7	51	23	0	1	0	1	16	0	0	30	3	.221	.315	.451	.767
1998	LAD	102	376	346	31	75	13	0	12	124	35	0	1	0	0	29	1	1	99	9	.217	.279	.358	.638
'98計	LAD	133	506	459	44	100	18	0	19	175	58	0	2	0	1	45	1	1	129	12	.218	.289	.381	.670
1999	BAL	135	492	426	58	107	19	1	16	176	54	0	0	4	3	55	2	4	107	13	.251	.340	.413	.753
2000	BAL	84	320	286	52	84	16	0	21	163	55	2	0	1	1	32	0	0	69	8	.294	.364	.570	.934
2000	CWS	44	158	135	24	44	8	0	10	82	36	0	0	0	2	20	0	1	37	0	.326	.411	.607	1.019
'00計	CWS	128	478	421	76	128	24	0	31	245	91	2	0	1	3	52	0	1	106	8	.304	.379	.582	.961
2001	FLA	128	496	451	51	117	32	0	18	203	75	0	0	0	3	38	2	4	133	8	.259	.321	.450	.771
2002	FLA	83	280	244	18	53	19	0	6	90	36	0	0	1	4	31	7	0	61	10	.217	.301	.369	.670
2003	COL	108	414	356	49	82	20	0	20	162	61	1	3	1	7	49	2	1	84	8	.230	.320	.455	.775
2004	COL	109	362	305	42	72	20	0	13	131	47	2	1	2	1	49	1	5	91	6	.236	.350	.430	.780
2005	TB	19	55	46	5	9	4	0	0	13	5	0	0	0	0	9	0	0	11	2	.196	.327	.283	.610
MLB：12年		1188	4386	3836	465	940	211	4	167	1660	570	6	10	18	31	475	29	25	997	112	.245	.330	.433	.762

表彰

ゴールドグラブ賞：4回（1995年 - 1998年）

記録

オールスター選出：2回（1997年、2001年)

背番号

23 （1994年 - 1998年途中、2001年 - 2004年）
26 （1998年途中 - 同年終了）
21 （1999年 - 2000年途中）
8 （2000年途中 - 同年終了）
24 （2005年）

代表歴

第20回日米大学野球選手権大会アメリカ合衆国代表（1991年）
第21回日米大学野球選手権大会アメリカ合衆国代表（1992年）

脚注

注釈

^ 父親は黒人、母親は白人である。

出典

^ ^a ^b ^c ^d Already the game's best defensive catcher, Florida's Charles Johnson has been error-free this season
^ 第20回日米大学野球選手権（2018年10月19日閲覧）
^ 第21回日米大学野球選手権（2018年10月19日閲覧）
^ Where have all the black catchers gone?
^ 『隔月刊スラッガー』2018年1月号日本スポーツ企画出版社 31頁

外部リンク

選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)

この項目は、野球選手に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています（PJ野球選手/P野球）。

[5] 父親は黒人、母親は白人である。

[sportsillustrated-1] Already the game's best defensive catcher, Florida's Charles Johnson has been error-free this season

[2] 第20回日米大学野球選手権（2018年10月19日閲覧）

[3] 第21回日米大学野球選手権（2018年10月19日閲覧）

[4] Where have all the black catchers gone?

[6] 『隔月刊スラッガー』2018年1月号日本スポーツ企画出版社 31頁

[1]

[2]

[3]

[4]

[注 1]

[5]

表話編歴ナショナルリーグゴールドグラブ賞（捕手）
1950年代	58 デル・クランドール 59 デル・クランドール
1960年代	60 デル・クランドール 61 ジョン・ローズボロ 62 デル・クランドール 63 ジョニー・エドワーズ（英語版） 64 ジョニー・エドワーズ（英語版） 65 ジョー・トーリ 66 ジョン・ローズボロ 67 ランディ・ハンドリー（英語版） 68 ジョニー・ベンチ 69 ジョニー・ベンチ
1970年代	70 ジョニー・ベンチ 71 ジョニー・ベンチ 72 ジョニー・ベンチ 73 ジョニー・ベンチ 74 ジョニー・ベンチ 75 ジョニー・ベンチ 76 ジョニー・ベンチ 77 ジョニー・ベンチ 78 ボブ・ブーン 79 ボブ・ブーン
1980年代	80 ゲイリー・カーター 81 ゲイリー・カーター 82 ゲイリー・カーター 83 トニー・ペーニャ 84 トニー・ペーニャ 85 トニー・ペーニャ 86 ジョディ・デービス 87 マイク・ラバリエール（英語版） 88 ベニート・サンティアゴ 89 ベニート・サンティアゴ
1990年代	90 ベニート・サンティアゴ 91 トム・パグノッツィ 92 トム・パグノッツィ 93 カート・マンウォーリング（英語版） 94 トム・パグノッツィ 95 チャールズ・ジョンソン 96 チャールズ・ジョンソン 97 チャールズ・ジョンソン 98 チャールズ・ジョンソン 99 マイク・リーバーサル
2000年代	00 マイク・マシーニー 01 ブラッド・オースマス 02 ブラッド・オースマス 03 マイク・マシーニー 04 マイク・マシーニー 05 マイク・マシーニー 06 ブラッド・オースマス 07 ラッセル・マーティン 08 ヤディアー・モリーナ 09 ヤディアー・モリーナ
2010年代	10 ヤディアー・モリーナ 11 ヤディアー・モリーナ 12 ヤディアー・モリーナ 13 ヤディアー・モリーナ 14 ヤディアー・モリーナ 15 ヤディアー・モリーナ 16 バスター・ポージー 17 タッカー・バーンハート 18 ヤディアー・モリーナ 19 J.T.リアルミュート
2020年代	20 タッカー・バーンハート 21 ジェイコブ・スタリングス 22 J.T.リアルミュート 23 ガブリエル・モレノ 24 パトリック・ベイリー
投手一塁手二塁手三塁手遊撃手外野手

表話編歴野球アメリカ合衆国代表 - 1992 バルセロナ五輪
監督	ロン・フレイザー
コーチ	ブラッド・ケリーデーブ・スノウジェリー・ワインスタイン
投手	20 B.J.ウォレス 25 ウィリー・アダムズ 29 ロン・ビローン 31 クリス・ロバーツ 32 リック・グリーン 34 リック・ヘリング 35 ジェフ・アルキル 36 ダロン・カークレイト 37 ダレン・ドライフォート
捕手	30 ジェイソン・バリテック 42 チャールズ・ジョンソン
内野手	5 ノマー・ガルシアパーラ 8 クリス・ウィマー 11 クレイグ・ウィルソン 21 ジェイソン・ジアンビ 23 フィル・ネビン
外野手	7 カルビン・マレー 12 ジェフリー・ハモンズ 19 マイケル・タッカー 38 チャド・マッコーネル

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