チャンネル数の逼迫
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 17:24 UTC 版)
「岡山県・香川県の放送」の記事における「チャンネル数の逼迫」の解説
テレビせとうちの開局により、岡山・香川では高松市沖を中心とした半径28km以内の狭い範囲にある出力1kW以上の大規模基幹局が、19ch~41chの奇数チャンネルとその前後の偶数チャンネルを全て独占する構図になった。なお、奇数チャンネルの間にある偶数チャンネルやその逆のパターンについては混信が起るため、出力の大きい基幹局同士のエリアが重複してしまう場合では通常、使用しない。特に瀬戸内海に面する両県は自県の送信所が他県へ及ぼすスピルオーバーの影響が著しく、チャンネル数の逼迫という問題がエリア外にまで影響を及ぼしていた。 両県基幹局(1kW以上)のチャンネル使用状況 16ch…テレビせとうち西讃岐局(出力3kW) 18ch…山陽放送西讃岐局(出力3kW) 19ch…テレビせとうち高松局(出力5kW) 20ch…西日本放送西讃岐局(出力3kW) 22ch…岡山放送西讃岐局(出力3kW) 23ch…テレビせとうち岡山局(出力20kW) 25ch…瀬戸内海放送岡山局(出力20kW) 27ch…NHK総合小豆島局(出力1kW) 29ch…山陽放送高松局(出力5kW) 31ch…岡山放送高松局(出力5kW) 33ch…瀬戸内海放送高松局(出力5kW) 35ch…岡山放送岡山局(出力20kW) 37ch…NHK総合高松局(出力10kW) 39ch…NHK教育高松局(出力10kW) 40ch…NHK教育西讃岐局(出力3kW) 41ch…西日本放送高松局(出力5kW) 42ch…瀬戸内海放送西讃岐局(出力3kW) 44ch…NHK総合西讃岐局(出力3kW) このようにチャンネル数の逼迫は全国で同様に起こっており、2003年から始まる地上デジタル放送移行への大きな要因となった。
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