西讃岐とは? わかりやすく解説

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西讃

(西讃岐 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/23 13:52 UTC 版)

  狭義の西讃
  中讃(広義の西讃)
  その他の香川県

西讃(せいさん)は、香川県讃岐)の西部地域である。

現在の通常の用例では、狭義と広義がある。

狭義の西讃
観音寺市三豊市からなる。
広義の西讃
狭義の西讃に、中讃善通寺市丸亀市坂出市仲多度郡綾歌郡)を加える。

狭義の西讃

狭義の西讃は、観音寺市三豊市からなる。

この場合、全県は西讃・中讃・東讃に3分割されるか[1]、あるいは東讃から高松市小豆島を分離し(エリア名称、直島町の扱いは各種ある)5分される[2][3][4]

地形

三豊平野の北部
(正面の連なる山々の向こうが中讃地方)

北から東にかけて連なる山々(弥谷山、火上山、我拝師山、東部山、大麻山竜王山)、南にある讃岐山脈、西にある七宝山などの山々に囲まれて三豊平野が広がっており、平野部には北側に流れ出る高瀬川、西側に流れ出る財田川、柞田川などが流れている。また、ため池も一の谷池、岩瀬池、国市池、勝田池、豊稔池など、多い。

北西に突き出している荘内半島を挟んで南西側に広がる瀬戸内海燧灘には、伊吹島、大蔦島、小蔦島、丸山島など、北側に広がる詫間湾には粟島志々島などが浮かんでいる。

広義の西讃

広義の西讃は、観音寺市三豊市善通寺市丸亀市坂出市仲多度郡綾歌郡からなる。平成の大合併以前は、綾歌郡国分寺町(現 高松市国分寺町)を含む[1]。公立高等学校の第2学区とも一致する。

この場合、全県は西讃・東讃に2分される。

衆議院中選挙区時代は香川県第2区が置かれた。ただし綾歌郡国分寺町(現 高松市国分寺町)を含む。

構成自治体

西讃の自治体一覧[5][6]

地図
の色
郡市 市町村 面積(km2) 人口(人) 人口密度
(人/km2)
備考
観音寺市 117.84km2 55,167人 468人/km2
三豊市 222.73km2 58,779人 264人/km2
狭義の西讃 340.57km2 113,946人 335人/km2
丸亀市 111.79km2 108,071人 967人/km2
坂出市 92.49km2 48,685人 526人/km2
善通寺市 39.93km2 30,412人 762人/km2
綾歌郡 宇多津町 8.10km2 18,749人 2,315人/km2
綾川町 109.75km2 22,022人 201人/km2
仲多度郡 多度津町 24.39km2 21,346人 875人/km2
琴平町 8.47km2 7,891人 932人/km2
まんのう町 194.45km2 16,426人 84.5人/km2
広義の西讃 929.94km2 387,548人 417人/km2

その他の西讃

  • 伝統的には、丸亀藩の領地を西讃とした[1]高松藩東讃に対する。現在の市町村では、狭義の西讃よりやや広く、仲多度郡多度津町琴平町まんのう町の一部・丸亀市の一部・善通寺市の一部が加わる。
  • 漁業での海域の区分けでは、燧灘を西讃とする[1]。陸地ではおよそ、観音寺市と三豊市の西岸地域にあたり、狭義の西讃よりもやや狭い。

西讃を舞台とした作品

※観音寺市については観音寺市#観音寺市を舞台とする作品を参照。 ※三豊市については三豊市#三豊市を舞台とする作品を参照。

西讃の事件

出典

  1. ^ a b c d “西讃”, 角川地名辞典 37 香川県 
  2. ^ 観光スポット | 香川県公式観光サイト-うどん県旅ネット- - 香川県観光協会
  3. ^ 香川県内アートの夢先案内 夢巡り読本 - 香川県観光協会
  4. ^ 讃岐うどん遍路 - 四国新聞社
  5. ^ 香川県『香川県人口移動調査報告』(推計人口、2024年1月1日現在:データ解説参照
  6. ^ 国土地理院『全国都道府県市区町村別面積調』(データ解説参照



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