チャック・マンジョーネ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/07 02:47 UTC 版)
![]() |
この記事には参考文献や外部リンクの一覧が含まれていますが、脚注による参照が不十分であるため、情報源が依然不明確です。
|
チャック・マンジョーネ Chuck Mangione |
|
---|---|
![]()
チャック・マンジョーネ(2006年)
|
|
基本情報 | |
出生名 | Charles Frank Mangione |
生誕 | 1940年11月29日 |
出身地 | ![]() ニューヨーク州ロチェスター |
死没 | 2025年7月22日 (84歳没)![]() |
ジャンル | ジャズ、ハード・バップ、フュージョン |
職業 | ミュージシャン、コンポーザー |
担当楽器 | フリューゲルホーン、トランペット、フェンダー・ローズ、エレクトリック・ピアノ |
活動期間 | 1960年 - 2015年 |

チャック・マンジョーネ(Chuck Mangione , 英語での発音に、より忠実な日本語表記は「マンジオーネ」、本名:Charles Frank Mangione、1940年11月29日 - 2025年7月22日)は、アメリカ合衆国出身のトランペット奏者、フリューゲルホルン奏者、作曲家。ジャズ・フュージョンの活動で知られる。イーストマン音楽学校卒業。
人物・来歴
ニューヨーク州ロチェスターに、シチリア系の両親の間に生まれる。幼少からトランペットを学び、1960年から実兄ギャスパー・“ギャップ”・マンジョーネと、ザ・ジャズブラザーズというハード・バップ・ジャズ・バンドを結成。1965年、アート・ブレイキーのバンドにも参加し、名を上げた。
1960年代後半頃、トランペットからフリューゲルホルンに楽器を持ち替えフュージョン方面に音楽性を転向した。ラテン・テイストをふんだんに取り入れたメロディアスで心地よいナンバーを次々と発表し、全米で大ヒット。1976年アルバム『哀しみのベラヴィア』でグラミー賞を受賞。1978年にはアルバム『サンチェスの子供たち』で2度目のグラミー賞を受賞した。代表曲「フィール・ソー・グッド」は全米のヒットチャートでトップ5入りし、同タイトルのアルバムはBillboard 200のトップ2を獲得、ジャズでは異例の大ブレイクを記録した。1980年の「栄光をめざして」は、同年のレークプラシッドオリンピックにちなんで制作され、人気のある曲である。マンジョーネは、フュージョンというジャンルのリスナーに愛されたミュージシャンであった。
2025年7月22日、ロチェスターの自宅で睡眠中に死去[1]。84歳没。
ディスコグラフィ
- The Jazz Brothers(1960年)
- Hey Baby!(1961年)
- Spring Fever(1961年)
- Recuerdo(1962年)
- Friends & Love...A Chuck Mangione Concert(1970年)
- The Chuck Mangione Quartet(1972年)
- ランド・オブ・メイク・ビリーブ(1973年)
- チェイス・ザ・クラウズ・アウェイ(1975年)
- 哀しみのベラヴィア(1975年)
- メイン・スクイーズ(1976年)
- フィール・ソー・グット(1977年)
- サンチェスの子供たち(1978年)
- アンイブニング〜ライブ・アット・ハリウッド・ボウル(1979年)
- ファン・アンド・ゲームス(1979年)
- Tarantella(1980年)
- 70 Miles Young(1982年)
- Love Notes(1982年)
- 虹への旅(1983年)
- Disguise(1984年)
- Save Tonight for Me(1986年)
- Eyes of the Veiled Temptress(1988年)
- The Hat's Back(1994年)
- The Feeling's Back(1999年)
- Everything for Love(2000年)
- Keep in Sight(2019年)
参加作品
- アート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズ『バターコーン・レディ』(1966年)
CM提供曲
関連項目
- ディジー・ガレスピー
- フュージョン(音楽)
- A&Mレコード
- ニュー・サウンズ・イン・ブラス(New Sounds in Brass) - フュージョンをはじめとする様々なジャンルの音楽を吹奏楽編成向けに編曲した楽譜およびCDのシリーズ。チャック・マンジョーネの楽曲では、「サンチェスの子供たち」、「フィール・ソー・グッド」などが、同シリーズにおけるフュージョン曲の吹奏楽アレンジの主要なレパートリーの一つとして広く知られる。
- キング・オブ・ザ・ヒル - チャック・マンジョーネが本人役で出演。シリーズを通して、国歌など何らかの演奏をする場面には必ず登場してトランペットを吹くが、数小節目には「フィール・ソー・グッド」にすり替えてしまう。彼に焦点を当てたエピソードもある。
参考文献
- ジャズ批評編集部 編 編『JAZZトランペット』松坂〈ジャズ批評ブックス〉、2001年、176頁。ISBN 491555709X。
- 中山康樹『ジャズの歴史』講談社〈+α新書〉、2014年、176頁。 ISBN 4062728737。
脚注
注釈・出典
- ^ Gandy, George (2025年7月24日). “Chuck Mangione, musician and Rochester native known for ‘Feels So Good,’ died at 84”. Rochester First.com. 2025年7月25日閲覧.
外部リンク
固有名詞の分類
ポピュラー音楽の音楽家一覧 (個人) |
リアーナ ラウラ・パウジーニ チャック・マンジョーネ ピーター・ガブリエル ジョセフ・ウィリアムズ |
グラミー賞受賞者 |
リアーナ ラウラ・パウジーニ チャック・マンジョーネ マイク・ニコルズ ポール・ウィンター |
ジャズ・ミュージシャン |
リッチー・カミューカ ジム・ホール チャック・マンジョーネ ジョン・アバークロンビー アルベルト・マンゲルスドルフ |
フュージョン・ミュージシャン |
スパイロ・ジャイラ マハヴィシュヌ・オーケストラ チャック・マンジョーネ ネイザン・イースト ラッセル・フェランテ |
アメリカ合衆国のトランペット奏者 |
レイノルド・シルキー フレディ・ハバード チャック・マンジョーネ ウィントン・マルサリス マーク・リボー |
- チャック・マンジョーネのページへのリンク