タルクイーニア-ローマ区間
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/25 22:37 UTC 版)
「アウトストラーダ A12」の記事における「タルクイーニア-ローマ区間」の解説
当初はA16に分類されていたローマからチヴィタヴェッキアまでの区間は、1966年12月に開通し、翌年の1月18日にジュリオ・アンドレオッティ、ジョルジョ・ボー、ジャコモ・マンチーニの各大臣の立会いのもとに開通式が行われた。 A91ローマ-フィウミチーノから曲がり、レオナルド・ダ・ヴィンチ国際空港の滑走路の隣をフレジェーネまで走る。その先の出入り口は、トリンピエートラ、チェルヴェーテリ-ラディスポリ、サンタ・マリネッラ-サンタ・セヴェーラ、チヴィタヴェッキア(南と北)、チヴィタヴェッキア・ポルト、モンテ・ロマーノ、タルクイーニア、である。アウトストラーダはタルクイーニアの北で終わるが、SS1ヴィア・アウレリアとして続いている。 この区間はもともとはA16という別の番号を持っていたが、後日ジェノヴァ-ロジニャーノ・マリッティモ区間と一緒にティレニア海のアウトストラーダの一部にすると見直された。A16はアウトストラーダ・デイ・ドゥエ・マーリとして知られるアウトストラーダ ナポリ-カノーザに使われた。 ローマ-チヴィタヴェッキア・ポルト区間はアウトストラーデ・イタリアにより管理されており、残りのチヴィタヴェッキア・ポルト-タルクイーニア区間はSATにより管理されている。 現在ローマ-チヴィタヴェッキア区間はアウトストラーデ・イタリア内部ではA92という番号にも分類されている。しかしそのような分類番号は案内標識にもオーバーパス特定標識にも示されていない。 この区間に関する特殊性は無料区間にある。他のアウトストラーダにも無料区間はあるが、通常は道路の最初か最後の部分だけである。この区間には、ローマ西本線料金所とチヴィタヴェッキア南本線料金所の間にサンタ・セヴェーラ-サンタ・マリナッラとチェルヴェテリ-ラディスポーリの2カ所の料金所のない出入口がある。したがって、このふたつの出入口の間は無料で行き来することができる。更に、チヴィタヴェッキア北出入口の料金所は2009年1月に解体されるまで一度も料金徴収をしていなかった。その結果、タルクイーニア、モンテ・ロマーノ、チヴィタヴェッキア・ポルト、チヴィタヴェッキア北の4つの出入口の間も無料で行き来することができる。
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