タキ30000形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/12 04:55 UTC 版)
「国鉄タキ3000形貨車」の記事における「タキ30000形」の解説
30t積ガソリン専用車。1960年(昭和35年)4月25日に2両(タキ30000, タキ30001)が新潟鉄工所にて製作された。本形式はタキ3000形と同一設計であり唯一の違いは、タンク体内部の波除け板を廃止したことにある。このためタキ3000形に比べわずかに軽く空車時の換算両数が1.8車になった。波除け板廃止の試験結果は良好であり、これ以降の製作の特殊構造を除くタンク車は波除け板を廃止した。これ以降の増備車は、タキ30000形の増備とはならずタキ3000形の波除け板廃止による製作となり、本形式は2両のみの存在であった。所有者は日本石油であり、下松駅を常備駅として運用された。その後常備駅は名電築港駅から本輪西駅へと変わった。1991年(平成3年)12月に廃車になり、形式消滅した。
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