タイプ57S
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 06:14 UTC 版)
「ブガッティ・タイプ57」の記事における「タイプ57S」の解説
タイプ57のシャシーを低め、ホイールベースも2,979mmに短縮したもので、Sは「surbaissé」(英語の「lowered」)の略である。外観上の特徴はラジエターグリル下端がV型となり、ボンネット両側にはシャッターに代えてメッシュの金網が付けられていた。 同時代の車の中でも背が高い部類であったノーマルのタイプ57のシャシーを低めるためには大改造が施された。後輪の車軸はシャシーの下を通っていたが、シャシーを貫通するように改められ、エンジンの潤滑も全高を押さえるためにドライサンプ方式に変更された。前輪サスペンションも新設計され、エットーレが忌み嫌っていた独立式に近いものとなった。タイプ57Sは僅か40台生産されたに過ぎないが、ブガッティ車の中でも最も著名なモデルの一つになっている。
※この「タイプ57S」の解説は、「ブガッティ・タイプ57」の解説の一部です。
「タイプ57S」を含む「ブガッティ・タイプ57」の記事については、「ブガッティ・タイプ57」の概要を参照ください。
- タイプ57Sのページへのリンク