ソメイヨシノの代替品種
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/02 05:44 UTC 版)
「ジンダイアケボノ」の記事における「ソメイヨシノの代替品種」の解説
様々な理由で第二次世界大戦後に大量に植えられた多くのソメイヨシノの樹勢が低下しつつある(「ソメイヨシノ#健康と寿命」参照)。ソメイヨシノはサクラ類てんぐ巣病に弱く、この事を危惧した公益財団法人日本花の会では、2005年(平成17年)からソメイヨシノの苗木の配布を、2009年(平成21年)からは販売も中止し、ソメイヨシノから植え替えする場合の代替品種としては、てんぐ巣病に罹りにくく、開花時期と花の特徴がソメイヨシノと類似するジンダイアケボノへの植え替えを推奨している。日本花の会が配布した苗木は2019年春時点で約17万本に達した。ジンダイアケボノはソメイヨシノより開花が数日早く、花の色が少し濃い。成長した場合の平均樹高は約13メートルでソメイヨシノより5メートルほど低いものの、小型な分、都市部に適している面もある。このため花見の名所を管理する各地の自治体などが、老木となったソメイヨシノを更新する際にはジンダイアケボノを植樹する事例も増加している。
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