ゼロスクラブ
キングピンオフセットの値がゼロであることを表す慣用的な表現。伝統的にポジティブオフセット(タイヤ接地点がキングピン延長線の外側にある)が続いたが、1966年のスバル1000(縦置きFF)で、操舵力低減および室内スペース確保のために、センターピボットステアリング方式を採用した。ゼロスクラブは、車両の上下慣性力がサスペンションストラットに曲げモーメントを作用させないので、とくに、大入力となるバンプリバウンドストップ付近でゼロとなるジオメトリーが設定できれば、ロッド強度や液洩れに対する信頼性を高めることができる。
- ゼロスクラブのページへのリンク