スーマスプレイリー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/26 09:09 UTC 版)
「2021年11月北アメリカ太平洋岸北西部水害」の記事における「スーマスプレイリー」の解説
スーマスプレイリー(英語版)は、1920年代前半にスーマス湖(英語版)の干拓により造成されたが、11月16日、スーマス川(英語版)とヌクサック川(英語版)の氾濫によって再度水が溜まり、アボッツフォードの1,100世帯が避難を余儀なくされた。スーマスプレイリー地域には同日夜までに壊滅的洪水警報が発表され、牛や鶏を含む家畜の相当な損失が予測された。避難に伴い、アボッツフォード市は、アボッツフォードレクリエーションセンターに緊急避難センターを開設した。 11月18日、アボッツフォードのナンバーフォーロードとマクダーモットロードの交差点付近のスーマス川の堤防には、長さ100メートルの亀裂が存在していた。スーマスプレイリーで発生中の洪水を食い止めて被害を受けた堤防区間の修繕を可能とするため、当初の計画では請負業者とカナダ軍がナンバーフォーロード近くの州道1号線沿いに2.5キロメートルの仮設の堤防を建設することとなっており、これに伴い当該地域の6~12世帯が収用される予定となっていた。しかし、翌日、フレイザー川の水位の評価が行われ、堤防建設および住宅収用を要しない程度まで水位が低下していることが判明したため、請負業者は住宅に影響を及ぼすことなく堤防の亀裂を直接修繕することができるようになった。 11月28日、直近の降水によりヌクサック川が越流し、ハンティンドンビレッジの90世帯が避難を余儀なくされた。
※この「スーマスプレイリー」の解説は、「2021年11月北アメリカ太平洋岸北西部水害」の解説の一部です。
「スーマスプレイリー」を含む「2021年11月北アメリカ太平洋岸北西部水害」の記事については、「2021年11月北アメリカ太平洋岸北西部水害」の概要を参照ください。
- スーマスプレイリーのページへのリンク