スモリャン州とは? わかりやすく解説

スモリャン州

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/22 14:18 UTC 版)

スモリャン州

Област Смолян
ドスパト貯水池

 ブルガリア
州都 スモリャン
基礎自治体 10
政府
 • 州長 Nedyalko Slavov
面積
[1]
 • 合計 3,192.8 km2
人口
(2023年12月)[2]
 • 合計 92,107人
 • 密度 29人/km2
等時帯 UTC+2 (EET)
 • 夏時間 UTC+3 (EEST)
ナンバープレート CM
ウェブサイト region-smolyan.org
天然の『石橋』

スモリャン州Smolyan Province (ブルガリア語: Област Смолян))は、ブルガリア中南部に位置するロドピ山脈の中にあり、南でギリシャと国境を接する。ポマクムスリム・ブルガリア人)の人口が多いことで知られ、2001年の調査によると、州の総人口14万66人のうち5万8758人がイスラム、4万1599人が正教会の信者である[3]

経済

州の経済の基幹となっているのは観光、鉱業林業機械工業畜産業である。州の主な農産物はジャガイモで、ブルガリア全体のジャガイモ生産の3割程度を占める。ほかにはライムギオオムギなども生産されているが、ヒツジウシブタなど畜産業のほうが高い比重を占めている。州の西部には20を超える亜鉛の鉱山があり、バルカン半島でも最大級の鉱脈が存在する。濃密な針葉樹林はドスパトスモリャン、デヴィンの林業を支えている。スモリャンでは農業機械を生産する大工場があり、ネデリノ、ズラトグラト、マダンルドゼムでは繊維工業が盛んである。マダンには化学ゴム工場もある。

こんにち、観光は州の経済の基幹となっており、特に冬季にはチェペラレ、およびチェペラレ市パンポロヴォ(Пампорово / Pamporovo)はすばらしいスキー・リゾート地となる。チェペラレにあるスキー施設を運営している会社は400人を雇っている。また、デヴィンおよびデヴィン市ベデンの泉は観光地になっている。美しい手付かずの自然がのこる渓谷、洞窟は国内外の多くの観光客をひきつけている。

基礎自治体

スモリャン州の基礎自治体

関連項目

脚注

外部リンク





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