スタンウェイのゲーム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/10 07:11 UTC 版)
「コルチェスターのドルイド」の記事における「スタンウェイのゲーム」の解説
この墓にはゲーム盤が収められており、その上にはまるでプレイ中であるかのように駒だと考えられるガラス玉が配置されていた。メイプル材で作られたと思われるゲーム盤その物は朽ちて失われていたが、角に付ける金具と金属製の蝶番が残存していたため再現が可能であった。ゲーム盤は55cm×40cmの大きさの長方形で8×12個の升目が描かれていたものと思われる。大英博物館の中東部門で古代メソポタミア文明の収集品のアシスタント・キーパーを務めるフィンケル博士(英語版)は、サイコロが備わっていないためこれは戦略ゲームであると推測している。 白色と青色のガラス製の駒は、各プレイヤーに13個あり、チェスのオープニングのように敵に向けて整列されていた。この26個の駒の大きさは同じであったが、これらとは別に一つの白く小さい駒があり、それはゲーム盤の中央付近に配置されていた。この駒に対応する青く小さい駒が存在した可能性があると考えられているが、少なくとも現存はしていない。 このゲーム盤は副葬品の鉄製のロッドと共に占いに使用されたと考える者もいる[要出典]。 ウルリッヒ・シェトラー(ドイツ語版)はこのゲームの詳細な分析を行っている。
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