スクリプティング及びアドオン作成
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 00:33 UTC 版)
「Blender」の記事における「スクリプティング及びアドオン作成」の解説
BlenderはPythonスクリプトを使用してエディタやオペレーターを拡張することができる。標準ワークスペースにはPythonスクリプトを編集するためのScriptingワークスペースが用意されている。 Scriptingワークスペースには構文強調や閉じ括弧補完(3.1以降)に対応したテキストエディタ、Pythonコンソール、操作ログなどが用意されている。 コードの自動補完には標準で未対応であり、Intellisense for Blender Text Editorアドオンなどを入れる必要がある。 PyCharmやEclipse/PyDev(英語版)などの外部エディタを使ってPythonスクリプトを編集することも可能となっている。この場合、コードの自動補完にはfake-bpy-moduleなどの外部モジュールを使う必要がある。またリモートデバッグにはremote_debugger.pyなどが必要となる。 なお、Blenderは7割前後のコードがC言語で書かれており2割前後のコードがC++で書かれているものの、C言語やC++でアドオンを作成するため機構やSDKは用意されていない。PythonからC/C++で書かれたダイナミックライブラリを呼び出し、as_pointer()メンバ関数で主要構造体のポインターを取得しダイナミックライブラリ側へと渡すことは可能なものの、構造体の定義などは自前で行う必要がある。
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