ジョー・メドウィックの立ち往生
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「1934年のメジャーリーグベースボール」の記事における「ジョー・メドウィックの立ち往生」の解説
この年のワールドシリーズは、ガスハウスギャングのセントルイス・カージナルスとGメン(ゲーリンジャーとグリーンバーグとゴスリンの頭文字Gから)のデトロイト・タイガースの対戦となり3勝3敗でデトロイトで第7戦を迎えた。試合はカージナルスの一方的な試合となったが、7-0となった6回表2死2塁からメドウィックがレフトに猛ライナーを放ち3塁まで走った際に三塁手マーブ・オーエンとの間で蹴りあいから殴り合いに発展して両チームの全選手が乱闘となった。ようやく収まった後に攻守交替でメドウィックがレフトの守備位置につくと敵地であったので左翼席からトマト・リンゴ・オレンジ・牛乳瓶やらが投げ込まれ、ジョー・メドウィックは立ち往生したままで 険悪な雰囲気となり試合は15分間中断となった。試合を見ていたランディス・コミッショナーが、その場でメドウィックの退場を命じ、代わりの選手をレフトに就かせて試合は再開された。コミッショナーがルールにも無いまま試合中に選手の退場を命令するという異常な事態となり、ワールドシリーズ史上に残る特殊な例として記憶されている。
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