ジョロウグモをめぐる動物群集
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/11 14:54 UTC 版)
「ジョロウグモ」の記事における「ジョロウグモをめぐる動物群集」の解説
ジョロウグモの網の端の方や前後の補助の網に、仁丹のような銀色の粒の形のクモが見つかることがある。これは、シロカネイソウロウグモ (Argyrodes bonadea) といい、網に捕らえられたジョロウグモが相手にしないような小さな昆虫を拾って食べているとも言われている。南の地域では、一回り大きくて朱色のアカイソウロウグモ (Argyrodes miniaceus) も見掛ける。 また、枠糸の間に小さなアシナガグモの幼虫が網を張ることがある。小型のクモは狭いところでしか網を張れないから、枠糸を利用すれば広い空間に出ることができる。つまり、ジョロウグモの網が小型のクモのための足場として利用されている。 ジョロウグモの摂食中の餌には、小さなハエが集まって、クモの反対側から餌をしゃぶっているのを見掛けることもある。 シロカネイソウロウグモ♀Argyrodes bonadea アカイソウロウグモ♀Argyrodes miniaceus
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