ジュゼッベ・“ニーノ”・ファリナ(イタリア)
1950年、現在まで続くドライバーズ・ワールドチャンピオンシップが誕生した年の初代チャンピオン・ドライバー。それまではステアリングを抱え込むような姿勢が一般的であったのを、背筋と両腕を伸ばした新しいドライビング・スタイルをとった。また、チーム内でもレースにおいても常に一番であることを望み、そのために多くのクラッシュを経験した。第2次世界大戦による中断を含め20年間にわたる長いレース生活を続けたが、この間マセラティ、アルファロメオ、フェラーリなどイタリア車にしか乗らなかったことと、いつでもトップを目指す勇敢なドライビングから人気が高かった。だが、最期は一般路上での事故死。有名なカロッツェリア、ピニンファリナの一族の親戚にあたる。
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