ジャウン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/27 13:39 UTC 版)
ジャウン(モンゴル語: ja'un/jaγun)とは、モンゴル系民族の間で用いられる軍事・行政集団の単位。元来はモンゴル系言語で「百」を指す言葉で、転じて「百人の軍隊を出すことのできる集団」をも意味する。中国を始めとする漢字文化圏では百戸(長)、百人隊(長)とも訳される[1]。
- ^ 杉山正明は中華式の概念である「戸」という表現は適切とは言えず、人を基本単位とする遊牧民については「〜人隊」と表現すべきである、と指摘している(杉山2004, 30頁)
- ^ 志茂2013,635-637頁
- ^ 志茂2013,902-904頁
- ^ 志茂2013,524頁
- ^ 志茂2013,869頁
- ^ 志茂2013,912頁
- ^ 志茂2013,829頁
- ^ この人物は唯一『集史』に記載がなく、『五族譜』の「チンギス・カンの御家人一覧」中軍の項において上述の百人隊長とともに名を挙げられている。なお、『モンゴル秘史』によるとこのドダイは4班に分けられたケシクテイの1班を率いる隊長に任命されていたとされる(志茂2013,638頁/本田1991,31-33頁)
- ^ 本田1991,23-25/34頁
- ^ 杉山2004, 134-135頁
- ^ 宮2011年, 33-34頁
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