ジメチルアミンとは? わかりやすく解説

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ジメチルアミン

分子式C2H7N
その他の名称Dimethylamine、N-Methylmethanamine
体系名:N-メチルメタンアミン、ジメチルアミン


ジメチルアミン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/30 23:05 UTC 版)

ジメチルアミン
識別情報
CAS登録番号 124-40-3
KEGG C00543
特性
化学式 C2H7N
モル質量 45.085
示性式 (CH3)2NH
外観 常温で無色気体
密度 0.66~0.68
融点

−93

沸点

6.9

への溶解度 良く溶ける
溶解度 g/100 mL ( ℃)
溶解度 g/100 mL ( ℃)
塩基解離定数 pKb 3.23
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

ジメチルアミン (dimethylamine) は、最も基本的な第二級アミンである。アンモニアに似た刺激臭を持つ気体で、またはアルコールに良く溶ける。水溶液は強アルカリ性を示す。

試薬としては加圧液体化したボンベ、濃度33-50%程度の水溶液、塩酸塩として販売されている。

工業的には、アルミナまたはシリカを酸触媒とした脱水反応で、アンモニアとメタノールとから製造される。その際にはメチルアミントリメチルアミンも副生するので分離して製品とする。

工業的には N,N-ジメチルホルムアミドの製造原料が主な用途でありその他にも医薬、農薬、合成樹脂、界面活性剤、ロケット燃料など化成品の原料として利用される。または触媒、ゴムの加硫化剤などにも利用される。

毒物及び劇物取締法により劇物に指定されている[1]

出典

参考文献

  • 長倉三郎 ほか(編)「ジメチルアミン」『岩波理化学辞典』第5版 CD-ROM版、岩波書店、1998年。
  • 小川 桂一郎「ジメチルアミン」『世界大百科事典』CD-ROM版、平凡社、1998年。
  • Dimethylamine, "Merck Index", 13th ISBN 0911910-13-1

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