ジェフ・ベックの参加
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「グレイト・ギタリスト・ハント」の記事における「ジェフ・ベックの参加」の解説
ギターマガジン誌2006年7月号に掲載されたジェフ・ベックへのインタヴューによると、ベックはストーンズから「ロッテルダムに来て欲しい」とオファーを受け、レコーディングセッションだと思って喜んで出かけたと語っている。しかし2、3日たっても全くレコーディングが行われる様子がないので、「何もやれないなら帰る」と伝えたところ、イアン・ステュワートが「バンドに加入してもらうために呼んだ」と言ってきたという。正規リリースではないが、ブートレグにストーンズとの演奏が収録されていることから、ある程度は録音されていたというのが事実だろう。当時の心境を「ストーンズへの加入という選択肢に正直魅力を感じる自分もいた」と同インタヴューで表現しているが、ちょうどその時アルバム『ブロウ・バイ・ブロウ』の制作を予定していたこともあり、1日中延々と12小節のブルーズを演奏し続けるストーンズと、常に「前人未到」と言っても過言ではないほどに革新的なロックギターの新境地を切り開いてきた自分とではとうていうまく行かない、と判断したベックは、ジャガーあてのメモを残して去った。一説によるとそのメモには「今回は協力できなかったが、いつか力になる」というようなことが書いてあったとされている。後にベックは、ジャガーが初のソロ・アルバム『シーズ・ザ・ボス』を制作した際にレコーディングに参加、その後のツアーにも始めの数日間同行し、その約束を果たしたと言われている。2012年11月25日にO2アリーナで行われたストーンズ50周年記念ライヴには、スペシャル・ゲストとして登場した。
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