ジェニングス郡 (インディアナ州)とは? わかりやすく解説

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ジェニングス郡 (インディアナ州)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/03/10 09:04 UTC 版)

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インディアナ州ジェニングス郡
バーノン市にあるジェニングス郡庁舎
郡のインディアナ州内の位置
州のアメリカ合衆国内の位置
設立 1817年
郡名の由来 ジョナサン・ジェニングス
郡庁所在地 バーノン
面積
 - 総面積
 - 陸
 - 水

980 km2 (378.34 mi2)
975 km2 (376.58 mi2)
5 km2 (1.76 mi2), 0.47%
人口
 - (2010年)
 - 密度

28,525人
29.20人/km2 (76人/mi2)
標準時 東部: UTC-5/-4

ジェニングス郡: Jennings County)は、アメリカ合衆国インディアナ州の南東部に位置するである。2010年国勢調査での人口は28,525人であり、2000年の27,554人から3.5%増加した[1]郡庁所在地はバーノン町(人口318人[2])であり、同郡で人口最大の都市はノースバーノン市(人口6,728人[3])である。

歴史

ジェニングス郡は1817年に設立された。郡名はジェニングス郡が設立された時のインディアナ州初代知事であり、インディアナ州議会議員を9期務めたジョナサン・ジェニングスに因んで名付けられた[4]

地理

アメリカ合衆国国勢調査局に拠れば、郡域全面積は378.34平方マイル (979.9 km2)であり、このうち陸地376.58平方マイル (975.3 km2)、水域は1.76平方マイル (4.6 km2)で水域率は0.47%である[5]

田園部にあり、土地の大半は個人の農場と森林である。法人化された町は郡庁所在地のバーノン町とノースバーノン市の2つのみである。どちらも都市の標準から見れば小さく未開発である。地元民は隣接する郡での買い物を好んでいる。州都インディアナポリス市、オハイオ州シンシナティ市、ケンタッキー州ルイビル市が作る三角形の中央に位置し、何れの都市にも車で1.25時間の距離にある。

郡内ノースバーノンの郊外にはマスカタタック都市訓練センターがあり、国内安全保障などの目的で様々なシナリオに基づく訓練が行われている。

主要高規格道路

出典: National Atlas,[6]アメリカ合衆国国勢調査局[7]

  • アメリカ国道50号線
  • インディアナ州道3号線
  • インディアナ州道7号線
  • インディアナ州道250号線

隣接する郡

国立保護地域

  • ビッグオークス国立野生生物保護区(部分)
  • マスカタタック国立野生生物保護区(部分)

気候と気象

バーノン
雨温図説明
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
 
 
3
 
38
22
 
 
2.7
 
45
26
 
 
3.8
 
55
34
 
 
4.4
 
66
43
 
 
4.7
 
75
52
 
 
3.8
 
83
61
 
 
4.4
 
86
65
 
 
4.4
 
84
63
 
 
2.9
 
78
56
 
 
3.2
 
67
44
 
 
3.8
 
54
36
 
 
3.4
 
43
27
気温(°F
総降水量(in)
出典:The Weather Channel[8]

近年、郡庁所在地であるバーノン町の平均気温は1月の22°F (-6 ℃) から7月の86°F (30 ℃) まで変化している。過去最低気温は1977年1月に記録された-24°F (-31 ℃) であり、過去最高気温は1954年7月に記録された105°F (41 ℃) である。月間降水量は2月の2.71インチ (69 mm) から5月の4.72インチ (120 mm) まで変化している[8]

郡政府

郡政府は憲法による政体であり、インディアナ州憲法とインディアナ州法典によって特別の権力を認められている。

郡政委員会

郡政委員会は郡政府の立法府であり、郡の歳出や歳入を管理している。委員は郡内の選挙区から選出され、任期は4年間である。給与、年間予算、特別支出を設定する責任がある。郡レベルで所得税や資産税、消費税、サービス税を課する限定付き権限があるが、所得税と資産税は州の承認を要する[9][10]

行政委員会

行政委員会は郡政府の行政府である。委員は郡全体を選挙区に選出され、任期は4年間で2年毎に半数が改選される。委員の一人、通常は最も経験のある者が議長になる。行政委員会は郡政委員会が決めた法を実行し、税金を集め、郡政府の日々の機能を管理する責任がある[9][10]

郡裁判所

郡は幾らかの民事訴訟を扱うことのできる小規模裁判所を維持している。判事は4年間任期で選出され、インディアナ州法廷弁護士協会の会員でなければならない。判事を補助するのがコンスタブルと呼ばれる法執行官であり、やはり4年間任期で選出される。特定の事件における判決に対しては、州レベルの巡回裁判所に控訴できる[10]

郡政府役人

上記以外に、保安官、検視官、監査官、財務官、登記官、測量師および巡回裁判所事務官が選挙で選ばれている。任期は4年間であり、郡政府の異なる部門を監督している。郡政府に選ばれる役人は支持政党を公にすることが求めら、また郡の住人でなければならない[10]

ジェニングス郡はアメリカ合衆国下院議員インディアナ州第9選挙区に属し、2012年時点では共和党議員を選出している[11]。インディアナ州議会上院では第43および第45選挙区に属しており[12]、下院では第66および第69選挙区に属している[13]

人口動態

人口推移
人口
1820 2,000
1830 3,974 98.7%
1840 8,829 122.2%
1850 12,096 37.0%
1860 14,749 21.9%
1870 16,218 10.0%
1880 16,453 1.4%
1890 14,608 −11.2%
1900 15,757 7.9%
1910 14,203 −9.9%
1920 13,280 −6.5%
1930 11,800 −11.1%
1940 13,680 15.9%
1950 15,250 11.5%
1960 17,267 13.2%
1970 19,454 12.7%
1980 22,854 17.5%
1990 23,661 3.5%
2000 27,554 16.5%
2010 28,525 3.5%
Sources: United States Department
of Commerce,Bureau of the Census,
Population Division[14]
Census Quickfacts[1]

以下は2000年国勢調査による人口統計データである。

基礎データ

  • 人口: 27,554人
  • 世帯数: 10,134 世帯
  • 家族数: 7,600 家族
  • 人口密度: 28人/km2(73人/mi2
  • 住居数: 11,469軒
  • 住居密度: 12軒/km2(30軒/mi2

人種別人口構成

先祖による構成

  • アメリカ人:32.1%
  • ドイツ系:24.7%
  • イギリス系:10.9%
  • アイルランド系:10.0%

年齢別人口構成

  • 18歳未満: 27.7%
  • 18-24歳: 8.2%
  • 25-44歳: 30.4%
  • 45-64歳: 23.0%
  • 65歳以上: 10.7%
  • 年齢の中央値: 35歳
  • 性比(女性100人あたり男性の人口)
    • 総人口: 98.8
    • 18歳以上: 96.9

世帯と家族(対世帯数)

  • 18歳未満の子供がいる: 36.4%
  • 結婚・同居している夫婦: 60.7%
  • 未婚・離婚・死別女性が世帯主: 9.5%
  • 非家族世帯: 25.0%
  • 単身世帯: 20.6%
  • 65歳以上の老人1人暮らし: 8.2%
  • 平均構成人数
    • 世帯: 2.67人
    • 家族: 3.07人

収入

収入と家計

  • 収入の中央値
    • 世帯: 39,402米ドル
    • 家族: 42,519米ドル
    • 性別
      • 男性: 30,377米ドル
      • 女性: 21,023米ドル
  • 人口1人あたり収入: 17,059米ドル
  • 貧困線以下
    • 対人口: 9.2%
    • 対家族数: 6.0%
    • 18歳未満: 10.0%
    • 65歳以上: 11.8%

郡区

ジェニングス郡は下記11の郡区に分割されている。

  • ビッガー
  • キャンベル
  • センター
  • コロンビア
  • ジェネバ
  • ラベット
  • マリオン
  • モンゴメリー
  • サンドクリーク
  • スペンサー
  • バーノン

都市と町

未編入の町

  • ヘイデン
  • バトラービル
  • ネブラスカ
  • ジーナス
  • ブリュワーズビル
  • ラベット
  • コミスキー
  • クィーンズビル
  • パリスクロッシング
  • パリス
  • サンジャシント
  • シピオ

脚注

  1. ^ a b Quickfacts.census.gov - Jennings County - accessed 2011-12-06.
  2. ^ American FactFinder - Vernon, Indiana - accessed 2011-12-06.
  3. ^ Quickfacts.census.gov - North Vernon, Indiana - accessed 2011-12-06.
  4. ^ De Witt Clinton Goodrich & Charles Richard Tuttle (1875). An Illustrated History of the State of Indiana. Indiana: R. S. Peale & co.. pp. 563. http://books.google.com/books?id=YDIUAAAAYAAJ. 
  5. ^ Census 2010 U.S. Gazetteer Files: Counties”. United States Census. 2011年11月5日閲覧。
  6. ^ National Atlas
  7. ^ U.S. Census Bureau TIGER shape files
  8. ^ a b Monthly Averages for Vernon, Indiana”. The Weather Channel. 2011年1月27日閲覧。
  9. ^ a b Indiana Code. “Title 36, Article 2, Section 3”. IN.gov. 2008年9月16日閲覧。
  10. ^ a b c d Indiana Code. “Title 2, Article 10, Section 2”. IN.gov. 2008年9月16日閲覧。
  11. ^ Conressman Baron Hill”. House.Gov. 2008年9月12日閲覧。
  12. ^ Indiana Senate Districts”. State of Indiana. 2011年1月23日閲覧。
  13. ^ Indiana House Districts”. State of Indiana. 2011年7月14日閲覧。
  14. ^ Forstall, Richard L. (editor) (1996). Population of states and counties of the United States: 1790 to 1990 : from the twenty-one decennial censuses. United States Department of Commerce, Bureau of the Census, Population Division. pp. 50–53. ISBN 0-934213-48-8. http://books.google.com/books?id=Z12v1lrkv2IC&lpg=PA50&pg=PA50#v=onepage&q&f=false. 

外部リンク

座標: 北緯39度00分 西経85度38分 / 北緯39.00度 西経85.63度 / 39.00; -85.63




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