ジェイシー確保
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/10 03:19 UTC 版)
「ジェイシー・リー・デュガード誘拐事件」の記事における「ジェイシー確保」の解説
2009年8月24日、ある男がFBIのサンフランシスコ支局を訪れていた。彼は4ページの短い報告書を提出した。その報告書には宗教、性的なものに対する彼自身の考え方、自分自身が過去に起こしたような犯罪行為を起こさないための解決策を発見したことなどが書かれていた。さらにまた、どうして自分自身が性的犯罪行為をしないようになったか、異常な行動を冒させる人間の衝動を抑制する事によって性的異常者を治癒する手助けをするためにはどんな知恵を使えばいいのか、が記述されていた。 同じ日、男はまたカリフォルニア大学バークレー校を訪れた。彼は独自に宗教イベントを大学キャンパス内で開くための許可をもらうために構内警察署に出向いた。特別イベントマネージャー、リサ・キャンプベルは彼と話をしたところ、なにか挙動が不審である(behavior is odd)と直感したので、また翌日来るようにと告げると、男は自分の名前を言い置いて去っていった。 翌朝、キャンプベルは同僚の警察官アリー・ヤコブスに、今日会うフィリップ・クレイグ・ガリドー(Phillip Craig Garrido)なる男のことについて話した。ヤコブスがガリドーを素性チェックにかけると、過去に強姦事件を起こして仮釈放中の身であるということを突き止めた。ガリドーは2人の少女を連れてやって来た。ガリドーは彼女らを自分の娘であると紹介した。その場に同席していたヤコブスは少女たちの仕草が普通ではない(behavior is unusual)と感じた。 翌8月26日、仮釈放事務所はガリドーに電話し、話があるので来るようにと告げた。彼は妻ナンシー・ガリドー(Nancy Garrido)、及び1人の女性、2人の少女らと供に現れた。ガリドーを女性らから引き離した後、女性、少女らを保護した。女性はジェイシーであり、2人の少女、エンジェル(Angel:約15歳)とスターリット(Starlit:約11歳)はジェイシーが産んだ子であった。 フィリップ・クレイグ・ガリドー及び妻ナンシー・ガリドーはその場で逮捕された。
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