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シライトソウ属

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/20 18:58 UTC 版)

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シライトソウ属
分類APG IV
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 単子葉類 monocots
: ユリ目 Liliales
: シュロソウ科 Melanthiaceae
: シライトソウ属 Chionographis
学名
Chionographis Maxim.
  • 本文参照

シライトソウ属(シライトソウぞく、学名:Chionographis、和名漢字表記:白糸草属)はメランチウム科の一つ。クロンキスト体系では、ユリ科に分類されていた。

特徴

多年草は白色で穂状花序につき、左右相称になる。花被片は6個で、うち上方の4個が発達し長い線形になり、下方の2個は短い。まれに3個が長く、3個が短い場合もある。雄蕊は6個あり、花糸は短く、葯はやや球形になる。子房は上位で球形になり、3室あり、各室に2個の胚珠がある。花柱は浅く3裂し、内側に柱頭がある。果実は蒴果で、長さ3-4mmになり、種子は長楕円形になる。

日本、朝鮮、中国に数種あり、日本には2-3種が分布する。

日本の種

  • アズマシライトソウ Chionographis hisauchiana (Okuyama) N.Tanaka -本州の関東地方に分布する。シライトソウ C. japonica の変種とする場合もある。絶滅危惧II類 (VU)。
    • クロヒメシライトソウ Chionographis hisauchiana (Okuyama) N.Tanaka subsp. kurohimensis (Ajima et Satomi) N.Tanaka -本州の日本海側(長野県、新潟県、秋田県)に分布する。シライトソウ C. japonica の変種とする場合もある。絶滅危惧II類 (VU)。
    • ミノシライトソウ Chionographis hisauchiana (Okuyama) N.Tanaka subsp. minoensis (H.Hara) N.Tanaka -本州岐阜県に分布。シライトソウ C. japonica の変種とする場合もある。絶滅危惧IB類(EN)。
  • シライトソウ Chionographis japonica Maxim. -本州(秋田県以南)、四国、九州、朝鮮南部に分布する。
    • ヤクシマシライトソウ Chionographis japonica Maxim. var. yakusimensis Masam. -屋久島に分布する。絶滅危惧II類 (VU)。
  • チャボシライトソウ Chionographis koidzumiana Ohwi -本州(愛知県、紀伊半島)、四国、九州に分布する。絶滅危惧II類 (VU)。
    • クロカミシライトソウ Chionographis koidzumiana Ohwi var. kurokamiana (H.Hara) M.Maki -佐賀県に分布する。シライトソウ C. japonica の変種とする場合もある。絶滅危惧IA類(CR)。

外国の種

  • Chionographis chinensis K.Krause -中国に分布
  • Chionographis merrilliana H.Hara -中国に分布

参考文献




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