シューレ大学とは? わかりやすく解説

シューレ大学

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/09 22:56 UTC 版)

シューレ大学(シューレだいがく、英語:Shure University)は、東京都新宿区にあった日本フリースクールである。1999年4月に開学した。学校教育法第1条に規定される正式な大学ではない。特定非営利活動法人東京シューレが運営していた。2020年、現場スタッフ・学生らの東京シューレからの独立により、同年8月末をもって活動を休止、2020年度末をもって廃止された[1]。東京シューレから独立した現場スタッフ・学生らにより、TDU・雫穿大学(てきせんだいがく)が開設された。

概要

2008年現在の学生数は約40名。「知る・表現する」ということをテーマに、専門知識を持ったスタッフアドバイザーのアドバイスを受けながら、学生が自分で探求の計画を立てて学ぶというスタイルを採っている。本施設自体も学生とスタッフが議論しつくりあっている。

学生生活

学生は、講座と呼ばれ少人数で行われているディスカッションベースの授業を中心に、ソーラーカー、映像製作、演劇など共同で何かをつくっていくグループプロジェクト、個人研究、小説や絵画など個人プロジェクトなどを通して、知る・表現することに取り組んでいる。また、日本で初めて、年間を通じてのフリースクールスタッフ養成コースも開設している。

スタッフとアドバイザー

スタッフには不登校・フリースクール、海外のオルタナティヴ教育研究で知られる教育社会学者の朝倉景樹がいる。

外部には、第一線で活躍している約50人のアドバイザー(非常勤)がおり、講義を担当することや公開講座の講師、学生にアドバイスなどを行っている。主なアドバイザーには、上野千鶴子平田オリザ芹沢俊介羽仁未央最首悟小沢牧子帯津良一辛淑玉原一男がいる。

施設

社会との関わり

海外との交流が盛んで、毎年海外への研究旅行や表現交流などを行ったり、中長期も含め海外からの来訪者も多い。これまで、世界各地の20以上の国や地域の人々との交流が行われている。また、毎年8月の最終週の週末に3日間の「シューレ大学国際映画祭・生きたいように生きる」を開催している。シューレ大学のアドバイザーでもある映画監督原一男が特別審査員を務め、公募作品の審査に当たっている。

関連項目

脚注

外部リンク


シューレ大学

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/28 05:02 UTC 版)

東京シューレ」の記事における「シューレ大学」の解説

学歴問わず18歳以上を対象とした、知的表現的学びの場である。在学期間を自分決めることができる。入学金15万円)と学費54万円/年)が必要である。講座開催不登校研究演劇映像ソーラーカープロジェクトなどがある。「大学」という名称であるが、学校教育法規定される大学ではない。不登校フリースクール研究者として知られる朝倉景樹スタッフとして務めている。

※この「シューレ大学」の解説は、「東京シューレ」の解説の一部です。
「シューレ大学」を含む「東京シューレ」の記事については、「東京シューレ」の概要を参照ください。

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