シャープス競技用小銃
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/03 09:04 UTC 版)
「シャープス銃」の記事における「シャープス競技用小銃」の解説
1840年代後半から1880年代後半まで、シャープス銃には競技用バージョンが作られていた。アメリカ南北戦争ののち、陸軍が払い下げた改修済みの小銃がカスタムメイドの火器となり、シャープス銃の工場では、バッファロー狩りを営む猟師や辺境の住民のためにモデル1869および1874を相当数生産した。こうした大口径小銃は、黒色火薬を用いる最も威力の高い弾薬と一緒に生産されていた。この他にも特に長射程の目標を狙うモデルも製造された。これは当時流行していた、1,000ヤード (910m) 離れた目標を射撃するクリードモア・スタイルのためのものだった。近代的な黒色火薬弾薬を使う標的射撃手の多くは、オリジナルのシャープス銃やレプリカ品を用い、500mまでの距離に、動物の形に切り抜いた金属製シルエットを置いて標的とする。シャイロー・ライフル・マニュファクチャリング・カンパニー(英語版)やモンタナ州のビッグ・ティンバー(英語版)にあるC・シャープス・アームズでは、それぞれ1983年・1979年からシャープス銃の再生産を行っていた。
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