シッダ医学を発展させたシッダたち
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/25 16:53 UTC 版)
「シッダ医学」の記事における「シッダ医学を発展させたシッダたち」の解説
彼らはただの人間ではなく修行のよって悟りと神通力を得た“シッダ(完成した者、超越した者、タミル語圏ではシッダール)”と見なされ、長寿を得た。この中の18人のシッダによって完成させたのがシッダ医学だとされる。 ティルムーラルは中でもシッダ医学に対し最大の貢献をした。彼は特に身体の健康を維持すること(予防医学)を大切にすることを何度も唱えていることで有名である。伝説によると彼は3千年生き、1年に1つの詩を書き残した。その3千もの詩は現代医学の観点からもいっても非常に貴重な情報が隠されている。 彼の残した詩に以下のものがある。 「身体を破壊することは魂を破壊することであり、ヴィジョンを受け取るのは不可能となる、身体をまもる道を学べ、身体をまもることは魂をまもること」(undambai ariir uyral ariva , chidambada meyanyanam cheravu maattaru , udanmbai baraakum udanar arinche , udambai baratenei uyir baratene) 『十八人のシッダは、ナンディ、ティルムーラル、カランギナダル、ボーガル、コンガナル、アガスティヤル、シヴァヤ=シッダル、チェンディケーサル、カマラムニ、パタンジャリ、サタイムニヴァル、マチャムニ、クナッカンナル、プンナケーサル、コーラッカル、テーラーイヤル、スンダラル、イダイカダル である。』(引用文献:南インドの伝統医学/佐藤任著 出帆新社)
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