シズナイロゴスとは? わかりやすく解説

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シズナイロゴス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/14 06:49 UTC 版)

株式会社シズナイロゴス
種類 株式会社
本社所在地 日本
003-0030
北海道札幌市白石区流通センター7丁目8-21
設立 1952年(昭和27年)2月
業種 陸運業
法人番号 1430001007470
代表者 代表取締役社長 伊藤功一郎
資本金 7500万円
売上高 41億4628万7千円(令和5年度)
従業員数 349名(令和6年3月現在)
外部リンク https://www.shizunai.co.jp/
特記事項:出典:[1]
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株式会社シズナイロゴスは、北海道札幌市白石区流通センターに本社を置く運送会社

概要

1941年(昭和16年)静内自動車運輸有限会社として旧静内町[注釈 1]で設立。戦時統合後、1952年(昭和27年)2月、静内自動車運輸株式会社として設立。2002年札幌市に本社移転。2003年シズナイロゴスに商号変更[3]

歴史

出典:[3]

前史

創立者である伊藤工は、1930年(昭和5年)21歳の時、恵庭町(現恵庭市[注釈 2])で伊藤ハイヤーを設立し、1940年(昭和12年)まで営業した。しかし、更に大きな仕事をしたいという理想から、事業を同業者に営業譲渡し静内町[注釈 1]に進出、運送事業に取り組むことになる。

そして1941年(昭和16年)7月「静内自動車運輸有限会社」として、普通トラック3台で営業を開始した。ただ、太平洋戦争の最中、戦時体制強化の一環として、トラック事業にも戦時重要物資輸送即応体制がひかれ、北海道自動車運輸に統合された。

戦後、企業分割が行われた際、日振自動車株式会社(現NX機工[5])を創設し、静内営業所として事実上独立。

創業

1952年(昭和27年)2月、静内自動車運輸株式会社として、一般区域貨物自動車運送業の免許を受け、車両10台、従業員15名で設立[6]。1954年(昭和29年)12月に、一般貨物自動車運送業の免許を受け、札幌~静内間157kmの路線貨物輸送も併せて開始し、札幌営業所も開設した。

戦後復興期に入りマイカーが普及したこと、加えて1959年(昭和34年)8月に発生した豪雨災害で、日高地方の林業は多大な被害を受け、木材を運搬していた当社の経営も悪化。経営を立て直す為、1961年(昭和36年)2月一般区域貨物輸送を廃止、路線事業に専念することになった。路線事業に専念したことが功を奏し、順調に売り上げを伸ばし、札幌営業所を拡大すると共に、1973年(昭和48年)には苫小牧営業所を開設。

昭和48年(1973年)には北野物流センターを開設し、倉庫業にも着手。加えて関連会社であった「たくみ商事株式会社」が1987年(昭和62年)に物流センター白石を開設し、札幌市内での倉庫運営が本格化。

1992年(平成4年)には倉庫業の免許を取得、千歳市に新たに物流センターを開設(平成14年には2号棟も開設)。2001年(平成13年)にはたくみ商事株式会社から物流センター白石を譲り受け、総合物流を展開。

2003年(平成15年)、本社を白石区流通センターに移転し、社名をシズナイロゴス株式会社に変更。

そして3PL事業を発展拡大する為、2007年(平成19年)、恵庭市に物流センターを開設。2012年(平成23年)には、恵庭市にホームセンター事業部を開設。このセンターは主に北海道内のホームセンター向け商材(日用雑貨)の仮置き・仕分け場の役割を担い、食品以外の分野でもノウハウを蓄積していく。

将来の国際化や、労働人口の減少、ダイバーシティの広がり等を見据え、2016年(平成28年)、恵庭市に「北海道HSL日本語学校」を開設。主に東南アジアからの留学生を受け入れ、アルバイトとしても働いてる。

沿革

出典:[3]

  • 1940年(昭和15年)7月 - 運輸業の免許を受け静内自動車運輸有限会社として創業
  • 1942年(昭和17年)4月 - 北海道自動車運輸に戦時統合
  • 1948年(昭和23年)3月 - 日振自動車株式会社静内営業所として独立の第一歩を踏み出す
  • 1952年(昭和27年)2月 - 一般区域(現一般貨物)の免許を受けて静内自動車運輸(株)を設立
  • 1954年(昭和29年)
    • 4月 - 札幌市南7条に札幌営業所を開設
    • 12月 - 一般路線(現特別積み合わせ)の免許を受ける
  • 1962年(昭和37年)7月 - 札幌営業所を美園に移転
  • 1965年(昭和40年)9月 - 札幌営業所を白石区東札幌に移転
  • 1973年(昭和48年)
    • 3月 - 苫小牧営業所開設
    • 8月 - 北野物流センター開設
  • 1984年(昭和59年)7月 - 本社を静内町[注釈 1]末広町に移転
  • 1988年(昭和63年)9月 - 札幌営業所の社屋を新築
  • 1990年(平成2年)2月 - 苫小牧営業所ターミナル新築
  • 1994年(平成6年)
    • 11月 - 千歳市に「シズナイ物流センター千歳」開設
    • 4月 - 札幌営業所を札幌支店に昇格
  • 1995年(平成7年)9月 - 苫小牧営業所、事務所新築(270平方メートル)
  • 2001年(平成13年)
    • 4月 - 「シズナイ物流センター篠路」稼動開始
    • 11月 - 資本金増資 新資本金30百万円
  • 2002年(平成14年)
    • 4月 - シズナイ物流センター千歳2号倉庫完成、創立50周年を迎える
    • 5月 - 東京事業部開設
    • 11月 - 本社 札幌市白石区に移転
  • 2003年(平成15年)
    • 9月 - シズナイ物流センター発寒開設
    • 10月 - 本社、札幌物流センターを白石区流通センターに新築移転、社名を(株)シズナイロゴスに商号変更
  • 2004年(平成16年)
    • 1月 - 新在庫管理システム稼働
    • 6月 - 札幌中央センター開設
  • 2005年(平成17年)
    • 6月 - 資本金7500万円に増資
    • 7月 - 石狩センター開設、北海道ギフトセンター開設
    • 11月 - 本社を札幌市白石区に移転
  • 2006年(平成18年)3月 - 交通エコロジー・モビリティ財団 グリーン経営認証取得
  • 2007年(平成19年)11月 - 「シズナイ物流センター恵庭」開設
  • 2008年(平成20年)
    • 1月 - 札幌支店が、安全性優良事業所認定
    • 4月 - 「シズナイ物流センター菊水」開設
  • 2011年(平成23年)4月 - 「ホームセンター事業部」開設
  • 2016年(平成28年)7月 - 「シズナイ物流センター恵庭 第二センター」開設
  • 2018年(平成30年)9月 - 旭川営業所開設
  • 2020年(令和2年)10月 - 「軽車両部門」開設デリバリー事業を開始

事業所

出典:[7]

  • 本社札幌支店 - 札幌市白石区流通センター7丁目8-21
  • 札幌センター - 札幌市白石区流通センター7丁目8番21
  • 物流センター白石 - 札幌市白石区中央2条4丁目9-17
  • 物流センター菊水 - 札幌市白石区菊水上町3条4丁目16-1
  • 物流センター発寒 - 札幌市西区発寒12条13丁目1-15
  • 物流センター石狩 - 石狩市新港西2丁目780-3
  • 物流センター恵庭 - 恵庭市戸磯201-15
  • 物流センター恵庭第二 - 恵庭市戸磯201-15
  • 物流センター千歳 - 千歳市上長都1057-15
  • ホームセンター事業部 - 恵庭市戸磯345-6
  • 苫小牧支店 - 苫小牧市一本松町3-14
  • 静内営業所 - 日高郡新ひだか町静内末広町3丁目2-6
  • 旭川営業所 - 旭川市永山北2条7丁目20-5

脚注

注釈

  1. ^ a b c 2006年(平成18年)3月31日、静内町三石町が合併し新ひだか町となる[2]
  2. ^ 1970年(昭和45年)11月1日市政施行[4]

出典

  1. ^ 会社概要 - 株式会社シズナイロゴス|北海道の物流ソリューションサービス”. 株式会社シズナイロゴス|北海道の物流ソリューションサービス - 私達は「社会インフラとしての物流」という役割を果たすべく、デジタル化や環境保全も視野に入れて、真摯な姿勢で取り組んでいます。 (2023年3月22日). 2025年2月10日閲覧。
  2. ^ 新ひだか町について | 北海道新ひだか町”. www.shinhidaka-hokkaido.jp. 2025年2月14日閲覧。
  3. ^ a b c 沿革 - 株式会社シズナイロゴス|北海道の物流ソリューションサービス”. 株式会社シズナイロゴス|北海道の物流ソリューションサービス - 私達は「社会インフラとしての物流」という役割を果たすべく、デジタル化や環境保全も視野に入れて、真摯な姿勢で取り組んでいます。 (2023年3月24日). 2025年2月10日閲覧。
  4. ^ 恵庭市の概要|恵庭市ホームページ”. www.city.eniwa.hokkaido.jp. 2025年2月14日閲覧。
  5. ^ NX機工株式会社”. nxkicoh.co.jp. 2025年2月14日閲覧。
  6. ^ 官報 1951年11月15日』1951年11月15日、255-256頁。doi:10.11501/2964010https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/29640102025年2月10日閲覧 
  7. ^ 倉庫部門 - 株式会社シズナイロゴス|北海道の物流ソリューションサービス”. 株式会社シズナイロゴス|北海道の物流ソリューションサービス - 私達は「社会インフラとしての物流」という役割を果たすべく、デジタル化や環境保全も視野に入れて、真摯な姿勢で取り組んでいます。 (2023年3月24日). 2025年2月10日閲覧。

広報資料・プレスリリースなど一次資料

外部リンク




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