シクロプロペニルカチオン・アニオンの例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/10/06 12:23 UTC 版)
「フロスト・ムスリン円」の記事における「シクロプロペニルカチオン・アニオンの例」の解説
まず、横軸上に中心をもつ半径 2β の円を描く。この円の上にn員環を頂点が下に向くように描く。n員環と円の接点が分子軌道の相対エネルギーを表わす。 ヒュッケルによれば、系が芳香族となるのは、全ての結合性軌道が二重占有されているような場合である。 シクロプロペニルカチオン C3H3+ は芳香族となる。非局在化によるエネルギー利得 ΔE は 2e−·(−2β) = −4βのように求められる。対してシクロプロペニルアニオン C3H3− はジラジカル構造を持ち、ΔE = β + β − 2β = 0 となる。
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