シェルビー_(ノースカロライナ州)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > シェルビー_(ノースカロライナ州)の意味・解説 

シェルビー (ノースカロライナ州)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/01 23:42 UTC 版)

シェルビー
Shelby
旧クリーブランド郡庁舎(2009年)
ノースカロライナ州内の位置
北緯35度17分18秒 西経81度32分16秒 / 北緯35.28833度 西経81.53778度 / 35.28833; -81.53778座標: 北緯35度17分18秒 西経81度32分16秒 / 北緯35.28833度 西経81.53778度 / 35.28833; -81.53778
アメリカ合衆国
 ノースカロライナ州
クリーブランド郡
面積
 • 合計 21.1 mi2 (54.7 km2)
 • 陸地 21.1 mi2 (54.6 km2)
 • 水域 0.04 mi2 (0.1 km2)
標高
869 ft (265 m)
人口
(2020年)[1]
 • 合計 21,918人
 • 密度 1,000人/mi2 (400人/km2)
等時帯 UTC-5 (東部標準時)
 • 夏時間 UTC-4 (東部夏時間)
郵便番号
28150-28152
市外局番 704
FIPS code 37-61200 [2]
GNIS feature ID 0994631 [3]
ウェブサイト cityofshelby.com
テンプレートを表示

シェルビー: Shelby)は、アメリカ合衆国ノースカロライナ州の都市。クリーブランド郡郡庁所在地である。人口は2万1918人(2020年)。シャーロット広域都市圏の西の端にある[4]

歴史

シェルビー市は。軍人であり、ケンタッキー州知事を2期務めたアイザック・シェルビーにちなんで名付けられた[5]

シェルビー市内のアメリカ合衆国国家歴史登録財としては、銀行家の家、クリーブランド郡庁舎、イーストマリオン・ベルベディア公園歴史地区、ジェイムズ・ヘイワード・ハル邸、フリーメイソン寺院建築、ビクター・マクブレイアー博士邸、ジョージ・スパーリング邸と離れ家、ジョセフ・サトル邸、ウェブリー(邸宅)、ウェストウォーレン通り歴史地区がある[6]

2015年6月、サウスカロライナ州チャールストンで起きた教会銃乱射事件で、容疑者のダイラン・ルーフが逮捕された場所として、シェルビーは国際的な注目を集めた。

地理

シェルビーはクリーブランド郡の南中部に位置しており、座標は 北緯35度17分18秒 西経81度32分16秒 / 北緯35.28833度 西経81.53778度 / 35.28833; -81.53778 (35.288272, -81.537787)である[7]アメリカ国道74号線は4車線の高規格道路であり、市内中心部の南を抜け、東は34kmでガストニアに、西は43kmでラザフォードトンに通じている。

アメリカ合衆国国勢調査局に拠れば、市域全面積は21.1平方マイル (54.7 km2)であり、このうち陸地21.1平方マイル (54.6 km2)、水域は0.04平方マイル (0.1 km2)で水域率は0.17%である[8]。。

人口動態

人口推移
人口
1880 990
1890 1,394 40.8%
1900 1,874 34.4%
1910 3,127 66.9%
1920 3,609 15.4%
1930 10,789 198.9%
1940 14,037 30.1%
1950 15,508 10.5%
1960 17,698 14.1%
1970 16,328 −7.7%
1980 15,310 −6.2%
1990 14,669 −4.2%
2000 19,477 32.8%
2010 20,323 4.3%
2020 21,918 7.8%
U.S. Decennial Census[9]

以下は2000年国勢調査による人口統計データである[2]

基礎データ

  • 人口: 19,477 人
  • 世帯数: 7,927 世帯
  • 家族数: 5,144 家族
  • 人口密度: 414.6人/km2(1,073.8 人/mi2
  • 住居数: 8,853 軒
  • 住居密度: 188.4軒/km2(488.1 軒/mi2

人種別人口構成

年齢別人口構成

  • 18歳未満: 25.0%
  • 18-24歳: 7.6%
  • 25-44歳: 25.8%
  • 45-64歳: 21.8%
  • 65歳以上: 19.7%
  • 年齢の中央値: 39歳
  • 性比(女性100人あたり男性の人口)
    • 総人口: 83.2
    • 18歳以上: 75.8

世帯と家族(対世帯数)

  • 18歳未満の子供がいる: 27.7%
  • 結婚・同居している夫婦: 41.3%
  • 未婚・離婚・死別女性が世帯主: 20.0%
  • 非家族世帯: 35.1%
  • 単身世帯: 31.6%
  • 65歳以上の老人1人暮らし: 15.1%
  • 平均構成人数
    • 世帯: 2.37人
    • 家族: 2.97人

収入と家計

  • 収入の中央値
    • 世帯: 29,345米ドル
    • 家族: 38,603米ドル
    • 性別
      • 男性: 30,038米ドル
      • 女性: 21,362米ドル
  • 人口1人あたり収入: 18,708米ドル
  • 貧困線以下
    • 対人口: 17.8%
    • 対家族数: 14.3%
    • 18歳未満: 26.7%
    • 65歳以上: 13.7%

年中行事

クリーブランド郡祭、2010年撮影
  • クリーブランド郡祭[10] - 1924年から続いているこの祭は、ノースカロライナ州でも最大の農業祭となり、毎年の伝統ある活動となった。毎年165,000人以上の観衆が訪れている。この催事広場ではこの郡祭以外にも、年間を通じて様々な行事が開催されている。
  • リバーマッシュ・エクスポ - 1987年から特徴ある美味を祝う祭になった。その1987年に、クリーブランド郡郡政委員会とシェルビー市政委員会が「リバーマッシュは最も美味しく、元も経済的で最も融通が利く肉である」という決議を通した。
  • アライブ・アフターファイブ・屋外コンサート - コート広場で行われる音楽ライブ、アップタウン・シェルビー協会とそのコミュニティ協力者が開催する。食事と飲料の屋台が出され、アップタウンのレストランが遅い時間に開店して夕食を提供する
  • アメリカン・リージョン・ワールドシリーズ - 2011年から2019年、シェルビーはアメリカン・リージョン・ワールドシリーズを開催することになっており、恒久的な開催地になることを目指している。アメリカン・リージョンの全国事務所はあらゆる問題を排除し、シェルビーとの5年間契約をさらに2期伸ばすことに合意しており、キーター・スタジアムとシェルビー高校を2029年までの会場とすることになった[11]。この行事の主催を続けるために、シェルビー高校のホイト・S・キーター・スタジアムは大掛かりな改修をおこない、観客席を5,500席まで拡大する工事を行っている。
  • フットヒルのメリーゴーラウンド祭 - 毎年4月の最終週末にシェルビー市立公園で開催されている。1998年から始まり、遊園地の乗り物、ライブ演奏、花火がある[12]
  • シェルビー・ハムフェスト - シェルビー・ラジオクラブが後援している。毎年、クリーブランド郡催事広場で開催されている[13]

呼び物

シェルビー・アップタウンのドン・ギブソン劇場は、シェルビー生まれのカントリー・ミュージシャン、ドン・ギブソンにちなんで名付けられた。元の映画館を使っており、ライブ音楽の演奏会場に転換された[14]

シェルビー市公園とレクリエーション部は60年以上にわたって市民に娯楽を提供してきた。市立公園は150エーカー (0.6 km2) の広さがあり、美しく整備された野球場、遊技場、ピクニック場、水遊び場、9ホールのゴルフコース、舗装された歩道、蹄鉄投げ場、庭園がある。1,500席の観客席とステージのある体育館を備えたコミュニティセンターもある。さらに、歴史あるハーチェル・スピルマン回転木馬、ギフトショップ、改修された周回式小型列車もある。毎年80万人以上が訪れている[15]

アール・スクラッグス・センター、アメリカ南部の音楽と物語を提供する博物館、2014年1月11日にオープン。ハイテクのこの博物館では、バンジョーの革新家で伝説的な存在であるアール・スクラッグスを顕彰している。

大衆文化の中で

ティモシー・タイソンの著作『Blood Done Sign My Name』の映画版はシェルビーで撮影された[16]。またスーザン・コリンズの著作『ハンガー・ゲーム』の映画版『ハンガー・ゲーム (映画)』の収穫シーンもシェルビーで撮影された[17]

ケーブルテレビHBOのコメディショー、『Eastbound & Down』の架空の都市シェルビーが舞台である。ウィルミントンで撮影され、実際の市には地理も文化もほとんど似ていない。俳優で作家のダニー・マクブライドは市の大きさ、姿勢、名称からヒントを得てこの場所を選んだ[18]

ABCファミリーのテレビ番組『Make It or Break It』の第10話では、シェルビーがローレン・タナーの母の居る場所として言及される。

トラベル・チャンネルで放送された料理番組『Bizarre Foods with Andrew Zimmern』の第41話では、ホストがシェルビーで毎年開催されているリバーマッシュ・エクスポに行く[19]

2007年11月11日、オキシジョン・ネットワークの『Captured』は、1966年にシェルビーで起きたブレンダ・スー・ブラウン殺人事件のミステリーを追った[20]

著名な出身者

脚注

  1. ^ Quickfacts.census.gov”. 2023年12月27日閲覧。
  2. ^ a b American FactFinder”. United States Census Bureau. 2008年1月31日閲覧。
  3. ^ US Board on Geographic Names”. United States Geological Survey (2007年10月25日). 2008年1月31日閲覧。
  4. ^ Find a County”. National Association of Counties. 2011年6月7日閲覧。
  5. ^ History of Shelby”. National Park Service. 2009年1月3日閲覧。
  6. ^ National Park Service (9 July 2010), “National Register Information System”, National Register of Historic Places, National Park Service
  7. ^ US Gazetteer files: 2010, 2000, and 1990”. United States Census Bureau (2011年2月12日). 2011年4月23日閲覧。
  8. ^ Geographic Identifiers: 2010 Demographic Profile Data (G001): Shelby city, North Carolina”. U.S. Census Bureau, American Factfinder. 2014年12月31日閲覧。
  9. ^ Census of Population and Housing”. Census.gov. 2015年6月4日閲覧。
  10. ^ Cleveland County Fair
  11. ^ American Legion World Series”. The American Legion World Series. 2015年8月12日閲覧。
  12. ^ Parks and Recreation: Festival Information”. City of Shelby, NC. 2012年4月2日閲覧。
  13. ^ url=http://www.shelbyhamfest.org
  14. ^ http://www.dongibsontheater.com/
  15. ^ http://www.cityofshelby.com/govt/dept_parks_rec/index.php
  16. ^ “Tyson's 'Blood' to be filmed in N.C.”. Raleigh News & Observer. (2008年2月13日) 
  17. ^ Buckworth, Kathy (2012年3月14日). “The Hunger Games Take Over North Carolina”. Huffington Post. https://www.huffpost.com/entry/hungry-for-hunger-games-e_b_1337411 2012年7月28日閲覧。  {{cite news}}: CS1メンテナンス: url-status (カテゴリ)
  18. ^ Cawthon, Graham (2009年2月28日). “How HBO's "Eastbound & Down" came to Shelby”. The Star. 2009年7月14日閲覧。
  19. ^ Allen, David (2009年5月7日). “Livermush (and Shelby) featured on Travel Channel”. The Shelby Star. http://www.shelbystar.com/news/livermush-38933-channel-cleveland.html 2010年1月3日閲覧。 
  20. ^ . http://www.shelbystar.com/news/cases-28870-years-case.html  {{cite news}}: |title=は必須です。 (説明)
  21. ^ エディ・ドッドソンGQジャパン、2015

外部リンク


「シェルビー (ノースカロライナ州)」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「シェルビー_(ノースカロライナ州)」の関連用語

シェルビー_(ノースカロライナ州)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



シェルビー_(ノースカロライナ州)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのシェルビー (ノースカロライナ州) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS