サロンガ国立公園とは? わかりやすく解説

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サロンガ‐こくりつこうえん〔‐コクリツコウヱン〕【サロンガ国立公園】

読み方:さろんがこくりつこうえん

Parc national de la Salongaコンゴ民主共和国中央部コンゴ盆地にある同国最大国立公園面積は36000平方キロメートル赤道直下広がる熱帯原生林保護目的に、1970年国立公園指定された。ボノボ・ボンゴ・オカピ・コンゴクジャク・センザンコウなどの貴重な動物生息する1984年世界遺産自然遺産)に登録。付近人口増加に伴う環境の悪化密猟などを理由に、1999年から2021年まで危機遺産リスト登録されていた。


サロンガ国立公園

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/31 21:56 UTC 版)

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サロンガ国立公園
コンゴ民主共和国
英名 Salonga National Park
仏名 Parc national de la Salonga
面積 36000km2
登録区分 自然遺産
IUCN分類 II(国立公園)
登録基準 (7), (9)
登録年 1984年
備考 危機遺産登録(1999年-2021年)
公式サイト 世界遺産センター(英語)
地図
使用方法表示

サロンガ国立公園は、コンゴ民主共和国にある同国内最大の国立公園。アフリカの国立公園の中でも第2位の規模を誇るこの国立公園には、最大の熱帯原生林が残っている。

地理

サロンガ国立公園は、コンゴ民主共和国中央部のコンゴ盆地にあり、域内にコンゴ川、ロメラ川(東部の境界)、サロンガ川(マイ・マトンベ湖と並び西部の境界を形成)などの河川が流れている。

動物相

最も特徴的なのは、2万頭生息するとされるボノボである。このほか、ボンゴコンゴクジャクオカピ、ミズジャコウネコ、センザンコウなどの珍しい動物たちが生息している。

世界遺産

登録基準

この世界遺産は世界遺産登録基準のうち、以下の条件を満たし、登録された(以下の基準は世界遺産センター公表の登録基準からの翻訳、引用である)。

  • (7) ひときわすぐれた自然美及び美的な重要性をもつ最高の自然現象または地域を含むもの。
  • (9) 陸上、淡水、沿岸および海洋生態系と動植物群集の進化と発達において進行しつつある重要な生態学的、生物学的プロセスを示す顕著な見本であるもの。

危機遺産の登録と解除

国立公園付近の人口増加やそれに伴う、耕地拡張・森林伐採などの動きが環境の悪化に結びついている。また、コンゴ民主共和国の政情の不安定さなども考慮に入れられ、1999年に「危機にさらされている世界遺産」リストに加えられた。その後、環境改善に努め、2021年の第44回世界遺産委員会においてリストから解除された。

参考文献

  • ユネスコ世界遺産センター(監修)『ユネスコ世界遺産 (12) 中央・南アフリカ』講談社、1997年
  • 中川武 三宅理一 山田幸正(監修)『世界遺産を旅する・第12巻(エジプト・アフリカ)』近畿日本ツーリスト、1999年

座標: 南緯2度0分0秒 東経21度00分0秒 / 南緯2.00000度 東経21.00000度 / -2.00000; 21.00000




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