サキャ派の興隆
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/06 08:21 UTC 版)
「サキャ・パンディタ」の記事における「サキャ派の興隆」の解説
サキャ派はニンマ派・カギュ派・ゲルク派とともに現在チベット仏教の4大宗派に数えられる宗派で、その起源はコンチョク・ギェンポ(dKon-mchog rgyal-po)がサキャの地にサキャ寺(薩伽寺)を建立した1073年にさかのぼる。コンチョク・ギェンポの子のサチェン・クンガ・ニンポ(Sa-chen kun-dga' snying-po)が『密教概論』を著して、「道果説(英語版)(ラムデー)」を中心とするサキャ派の教義の基盤を作り、普及することとなる。クンガ・ニンポ入寂(1172年)後、サキャ寺を主宰したのはその子のジェツン・タクパ・ギェンツェン(rJe-btsun grags-pa rgyal-mtshan)であり、タクパ・ギェンツェンの弟であるパルチェン・オーポ(dPal chen 'od po)がクンガ・ギェンツェンの父である。
※この「サキャ派の興隆」の解説は、「サキャ・パンディタ」の解説の一部です。
「サキャ派の興隆」を含む「サキャ・パンディタ」の記事については、「サキャ・パンディタ」の概要を参照ください。
- サキャ派の興隆のページへのリンク