サイバー攻撃による院内システム停止 (2021年)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 18:10 UTC 版)
「つるぎ町立半田病院」の記事における「サイバー攻撃による院内システム停止 (2021年)」の解説
2021年10月31日にサイバー攻撃(ランサムウエアに感染したもの)に遭い、患者の電子カルテの閲覧ができず会計もできなくなった。同日より紙カルテで対応し、翌日からは外来診療は原則、予約の再診患者に限定した。また出産、小児の患者の受け入れを一時中断した。12月29日に電子カルテデータを復旧させ、2022年1月4日通常診療を再開した。サイバー攻撃による損害は、医業収益の落ち込みが約1億円になると見積もられている。システム復旧と新システム構築の費用として約2億円が想定されるため、全体のコストは3億円程度となる見込み。 2022年6月、当院のセキュリティー対策ソフトがサイバー攻撃時に停止していたことが町議会に提出された調査報告書で分かった。報告書によると、システム導入に関わった業者はセキュリティーソフトを止めていたほか、ウィンドウズの定期更新もしないよう設定。報告書は被害が「起きるべくして起きた」と指摘したと伝えられた。
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